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バベルの塔の下で『バビル2世』(1973)宇宙人バビル

この作品は5000年前の歴史について書かれています。バビロニア⇨バベルの塔⇨バビル⇨バビル2世と歴史に関連づけされた設定により物語が壮大なストーリーである予感をイメージさせています。

原作漫画を描いたのは横山 光照氏。この作家さんは、『魔法使いサリー』や『鉄人28号』で有名な作家さんです。日本のアニメ史を支えてきた重鎮の一人ですね。

子供達から絶大な支持を受けた現代版『桃太郎』

遠い昔地球に不時着したまま帰還不能となった宇宙人がおり、その彼が残した遺産が「バベルの塔」「3つのしもべ」でした。そしてその意思を受け継ぎ地球における救済者となった主人公の山野浩一が、超能力者で悪の組織を結成するヨミと戦う物語です。

3つのしもべとは「ロデム(黒豹)」「ロプロス(鳥)」「ポセイドン(海の使者)」であり、ロデムは変身能力があり、バビル2世の姿で本人と同じように衝撃波を使うこともできます。ロプロスは移動手段としてバビルに供することが多いです。

3つのしもべで最強を誇るのがポセイドンです。海が拠点なので、「海でのイベントが始まるとポセイドンの出番が来る」という期待感で満たされたのを覚えています。

魅力的な主人公のスキルに注目

この物語の核となる設定は、根底に神話的テーマが埋め込まれているのではなく、とにかく人間にとって「不思議なもの」に対する様々な憶測、伝説を人間の常識を超えるものとして詰め込んでいるのが特徴です。例えば、超能力や超体力がそうです。

個人的に好きな能力はバビルの意思を継いだ浩一のみが使える(衝撃波の)エネルギーを吸収できる能力です。Finalfantasyでも魔法を吸収できるアスピルという魔法がありますが、この能力は戦闘での生死をも分かつほど、重要な能力です。

まとめ

ストーリーは「バベルの塔」を中心として展開されますが、子供達が惚れたのはロデムをはじめとしたしもべ達の活躍でしょう。次に何が起きるかわからないドキドキ感は今でも記憶に残っています。自由な思想は、昭和日本の財産です。

子供達に痛烈な世界観を見せたことにどれほど価値があるのか、そしてその評価はのちの『聖闘士星矢』や『機動戦士ガンダム』に受け継がれることになります。人は戦うものです。しかし、仮に勝者となった時に、敗者の心を受け止める覚悟がなければ、真の平和はやってきません。そんな生きていく上での心構えをこの作品から受け取った気持ちでいます。

 

文章:Shinichiro.S

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