出典：© 山田鐘人・アベツカサ／小学館／「葬送のフリーレン」製作委員会

終わりからの始まり

物語は勇者ヒンメルの一行が魔王を討伐した後から始まる。

勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン

そして、魔法使いフリーレン。

凱旋した町で、僕は君たちと冒険が出来て良かったとヒンメルが言うと、フリーレンは短い間だったけどねと答えました。

そろそろかとアイゼンが告げると夜空には５０年に一度のエーラ彗星が…

ヒンメルが綺麗だと言うと、フリーレンが町中だと見えにくいと水を差しました。

人が感動しているのに空気を読みたまえと注意すると、フリーレンはつぎ、50年後はもっときれいに見えるところを案内するよと言いました。

エルフ族の彼女にとっては50年も100年も些細なものなのかもしれない。

もっと人間を知ろうと思う

幾年がすぎ、年老いたヒンメルに再会しました。

貫禄が出たハイター、あまり見た目は変わらないドワーフのアイゼンもそろい４人はいつかのように歩き出しました。

再びエーラ流星を眺めて、ヒンメルはことなくして息をひきとりました。

ヒンメルを失って、フリーレンは彼のことを何も知らないと思いました。

たった１０年旅をともにしただけ…なんでももっと知ろうとしなかったのだろう、人間の命は短いのに…

フェルンとの出会い

出典：© 山田鐘人・アベツカサ／小学館／「葬送のフリーレン」製作委員会

ヒンメルの死から２０年が経過し、僧侶ハイターのもとを訪ねると、彼は大好きな酒もやめ更に年老いていました。

戦争孤児のフェルンとともに生活しているようで、彼女には魔法の素質があるとフリーレンに弟子としてもらえるように頼みますが、断られました。

代わりに、フリーレンは魔導書の解読をひきうけて、ついでにフェルンに魔法を教える約束しました。

感想

主人公の設定がとても面白いと思った。

何せん年の生きるといわれる長寿のエルフ　フリーレン

人間との死生観の違いが物語の深みと説得力を増す。

ヒンメルの死を受けて、人間との関わり方を見つめなおすフリーレンが、この先どんな人間と出会い、生きていくことでどう変化していくか、

フェルンとの新たな出会いがなにを生み出すのかとても気になる…

文章：アミジャカン