出典:©和武はざの・講談社/「白聖女と黒牧師」製作委員会
どこからか突如現れ、水害から街を救った聖女セシリアは現在、教会でダラダラと暮らしている。
「聖女は人々を守る存在であり、人々は聖女を守る存在である」
退屈聖女セシリアって・・・本当に守るべき存在?
よくわからないまま聖女飼育生活を送る牧師ローレンス。
早くに家族を失くしたローレンスは、人との接し方が歪んでいるのかもしれない。
ドカーン!と来た奴を住まわせる
礼拝堂のドアを蹴破って女子が乱入してきた。
それは、西の街の教会から数日前にやってきて働いているアベル・・・その教え子のヘーゼリッタで、彼を連れ戻しに来たという。
アベル曰く「ヘーゼリッタを動物に例えるならイノシシだ!」
この一言で、全ての事情が飲み込めた!
だが、こんな二人をしばらく教会に置いておくローレンスは、何を考えてのことなのか?
働かせる
「いつもより客が多くて人手が足りない」というてんやわんやの喫茶店。
我が街の有名人・聖女様がいる!と殺到した結果ではないのか?
持ち前の外面の良さで、給仕係をかって出るセシリア。
ますます店内は混雑する。
セシリアが消えれば済む話だが、いい機会だから少しは働けと言うことかローレンス?
突然抱きつく
ローレンスとの関係を深められず、毎日を悶々と過ごしている聖女セシリア。
一方で「セシリアさんとはどういう関係なの?家族なの?」と洋服屋の息子に訊ねられたローレンスは、その言葉が頭から離れない。
「家族?家族とは?家族・・・って何だ?!」
ローレンスは突然、セシリアに抱きつく!も、ゴッツンコして、二人して倒れ込んでしまった。
先に立ち上がったセシリアは「お手本を見せます。こうやるんですよ・・・」
ちがーう!発情期じゃなーい!
セシリアとローレンスの関係を進展させようと、あれこれ画策するヘーゼリッタ。
そんな妹ヘーゼリッタ宛てにくる膨大な見合い話を兄ギーゼルベルトも、こっそり、ごっそり、焼き捨てておる。
「周りの干渉で、関係をどうこうするものではない!」と説教じみたこと言うのはヤボだろうか?
文章:ヒトツメロバ