出典:©鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS製作委員会
◆送り込んだ刺客が帰ってこないんです。
誰もが恐れ憧れる殺し屋の中の殺し屋・坂本 太郎(さかもと たろう)。
彼のハートを見事に撃ち抜いてみせたのは、コンビニの店員・葵(あおい)だった。
一目惚れし、殺し屋廃業し、商店起業し、結婚し、子供誕生し、幸せ太りした坂本だったが、「裏切りは許さない」組織から10億円もの懸賞金が掛けられて以降、押しかけて来る来る殺し屋たち。
でも、大丈夫。今の坂本は最強の店番だから。
読心男

出典:©鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS製作委員会
坂本を連れ戻そうと坂本商店にやってきた、殺し屋でエスパーの朝倉 シン(あさくら シン)。説得に失敗し、掟に従って殺しにかかる。
思考を読んで坂本の行動を先回りするはずが・・・心が読めても坂本に対しては意味なかった。
なぜなら坂本は思考より先に手が出るタイプ。飴玉飛ばすわ、パン飛ばすわ、手あたり次第の無思考攻撃で、全く戦いにならないまま撃退され、時給800円の店員にされる。
以降、坂本の残酷な頭の中を読まされ、怯えさせられ、従事させられている。
のび太男
射撃以外、何やってもダメダメな殺し屋・眞霜 平助(ましも へいすけ)。
組織をクビになった後、フリーの殺し屋としてテント生活している。
賞金狙いで商店街のサバゲ―大会に参加した際、坂本を発見し、ついでにその首も狙う。
得意の跳弾で追い詰めるが、投石で敗北。
坂本商店で廃棄肉まんをもらいながら、いつまで続くのかホームレス生活。
透明男
店員にされたシンを連れ戻すよう指示された、勢羽 夏生(せば なつき)と上司の田中。
間違えて女子店員・陸 少糖(ルー シャオタン)を攫ってきてしまい、追ってきた坂本たちと激戦になる。
透明スーツを着込んで応戦するが、足音から居場所の見当を付けられ、跳弾で追い詰められ倒される。
人違いした上に、大乱戦を引き起こしてしまった責で組織を追い出され、クレープ屋に転職。透明スーツを活用した「浮くクレープ」で繁盛している。
組織を抜け出したばっかりに、命狙われる坂本。そんな坂本に一目惚れされたばっかりに、平凡な日常が激変してしまった葵。そんな彼女の言葉を代弁しよう。
喧嘩をやめて!殺し合いをやめて!あたしのために争わないで!もう、これ異常!
・・・とか言いながら、毎晩、横で寝息を立てているのは10億の賞金首!10億円!10円置くんちゃうで、10億円!10億円あればさらに生活が激変する!はたして坂本は疫病神なのか?福の神なのか?
葵の心中や如何に?
文章:ヒトツメロバ