出典:©2011 宇仁田ゆみ/祥伝社/アニメ「うさぎドロップ」製作委員会
『うさぎドロップ』は、宇仁田ゆみ原作の漫画で、アニメや実写映画化もされた作品です。
2005年10月号より『FEEL YOUNG』で連載が開始され、2008年4月号で「第1部」が終了しました。
同年5月号より、10年後を描く「第2部」が2011年5月号まで連載され、同年7月号から2012年1月号まで「番外編」が連載されました。
2014年時点で、累計発行部数は200万部を突破しています。
あらすじ
30歳独身男・河内大吉は、祖父の訃報で家に訪れた際に、祖父の隠し子・鹿賀りんに出会います。
大吉は、りんをやっかい者扱いする親族に反発して、勢いでりんを引き取ることに決めました。
大吉は四苦八苦しながらも面倒を見ようとするが、りんを保育園に通わせながら、現在の仕事を続けるのは難しいと考え、育児を優先させるために、残業のない部署へ移動することにしました。
変わったつながり
30歳の独身男と、祖父の隠し子との生活。
この変わったつながりが、果たして家族になりえるのか?
大きな疑問が浮かびますが、大丈夫です!
ちゃんと家族としてやっていけます。
一緒に暮らしていたらなんとかなるもので、大吉の父性が徐々に芽生えていくのが分かります。
人は支え合って生きている
『りん。うちへ来るか?』で始まる奇妙な共同生活。
最初は、意地でりんを強引に引き取った形となったが、結果的にうまくまとまりました。
これは、りんを中心として出来た人とのつながりによって、色々なことを経験し、また教わった結果だと思います。
人は本来、人と人が支え合って生きていますし、1人では生きられません。
そのことを感じさせたストーリーだと思います。
改めて家族の大切さ、人とのつながりを考えさせられました。
文章:ah