出典:© カワハラ恋・講談社/みだらな青ちゃん製作委員会
超売れっ子官能小説家、堀江花咲(ほりえ はなさき)を父に持ち、エロ御殿と呼ばれる屋敷に住み、名前は「青姦」の「青」から。
そんな境遇から逃げるため堀江青(ほりえ あお)は、遠くの有名国立大への進学を目指し、模擬試験の志望校の合格判定は「A」と順風満帆に学業へまい進していたのだった。
しかし、クラスメイトの木嶋拓海(きじま たくみ)に告白されてからというもの、青ちゃんの頭の中は学業モードから、エロ妄想モードへと変化して、勉強が手につかなくなっていく。
エロ妄想に襲われながらも勉強に集中できる環境を取り戻そうと、あれこれ模索する青ちゃんの失敗行動が面白い。
木嶋からの告白を断る前に知っておきたい
木嶋からの告白を受けて、あれこれ妄想しながらも断る理由を考えていたところに「木嶋ってアレ、デカそうじゃん」というクラスメイトの立ち話を耳にした。
サイズが合わないことを理由に断ろう・・・と、その前に、木嶋のアレの大きさがどうしても気になってしまい、思わず屋上で居眠りしている木嶋の股間に手が伸びる。
気付いた木嶋に「触りたかったら触っていいよ」
まるで木嶋に弱みを握られたようではないか!
木嶋にわざと襲わせるように仕向けたい
木嶋に襲われることで、自分に近づけないよう脅してやろうと考えた青ちゃん。
木嶋はヤりまくりのリア充だから、ちょっと誘いをかければすぐに喰いついてくるはず、が、なかなか手を出してこない。
「わたしが木嶋の立場なら10回はヤっているところ!」
思わず怒りをぶつけるも木嶋からの返答は
「だって俺、童貞だから!」
とたんに、童貞を馬鹿にした態度を取り始めた青ちゃんだったが、逆に「まさか、なれてるの?」と突っ込まれ立場を失う。
いっそのこと関係をもちたい
1発ヤったほうが吹っ切れて勉強に集中できるのでは?と考えた青ちゃん。
木嶋とのHに備え下着を購入し、勉強会と称して部屋に誘い込んで、雰囲気まで作ったというのに・・・。
寸でのところで木嶋の答えは「大学に受かるまで待つよ」とのこと。
学業に専念できる環境はいつになることやら。
あれこれやっているうちに、吊り橋効果ってやつでしょうか?結局のところ自ずから恋愛感情にどっぷりハマる結果になっていませんか?
育った環境が原因で、恋愛経験に乏しく、性知識だけが先行してしまった女子校生の悲劇がここにあります。
文章:百百太郎