出典:(C)2012 鈴木大輔・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/おにあい製作委員会
実妹の秋子が通う聖リリアナ学園に、転校生兼寮の管理人としてやってきた姫小路秋人(ひめのこうじ あきと)。
秋子も兄を追って入寮し、兄妹水入らずのほのぼの生活が始まると思いきや、6年ぶりに再会した秋子は極度のブラコンと化していた。
そんな二人の生活を心配してか、次々と入寮してくる生徒会役員や旧友は、みんな女子。
気づけば、寮は女子ばかりで男は秋人ひとり。
実は生活費を稼ぐため作家活動もやっている秋人。その編集担当の神野薫子(じんの かおるこ)が寮生活で起こりうる「間違い」を妄想する。
秋人は妹しか愛せなくなっているのではないか?
兄妹の恋愛物ばかり書いてくる秋人に神野さんはハッ!とする。
大人の女性にも目を向けてもらおうと、秋人を編集部に呼び出し、オフィスラブ物を勧めるべく大人の魅力で迫る。
これは道徳上のことなのか?仕事上のことなのか?
神野さん本人の嗜好としか思えないのだが。
どこかで妹と密会しているのではないか?
妹の写真を持ち歩く秋人のシスコンを疑い、陣中見舞いと称してやってきた寮で見たものは、妹の抱き枕を洗濯する秋人。
こうして、秋人への疑念は無事に加速する。
だが、本人は知る由もないだろう、神野さん自身が目を付けられたことを・・・。
そいつは寮生で、両性だ!
だが、これも神野さんの妄想かもしれない。
水着回でみんなでよろしくやっているのでは?
水着回を終えて編集部へ打ち合わせにやってきた秋人。
秋人の新作は「キョーダイ合体・・・」なんて?
深まっていく兄妹の禁断の愛というテーマの合体ロボットものだとか。
中身が何も変わっていない。
ところで、神野さんは何で水着で編集部にいるの?
お風呂水着回はもしかして、神野さんの妄想では?
知らないうちに、みんなで子作りして一夫多妻生活してるのでは?
おむつを干す秋人に、みんながそれぞれ赤ん坊を抱いている縁側。
その端っこに、神野さん自身も赤ん坊抱えてちゃっかり混じっているではないか!
神野さんの妄想の中には、ご自身もそこに参加したいという願望が見え隠れしている。
一癖も二癖もある寮生たちですが、一番ヤバイのは神野さんのような気がしますね。
文章:ヒトツメロバ