出典:(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project
物語の舞台は仮想ゲーム『ソードアートオンライン』の中、現実の死と直結するデスゲーム。前回はビーター(ベータテストの段階から参加している経験者集団)であるキリトが、普段ソロプレイヤーとして活動でしているにも関わらず、初めてギルドに参加した時の物語でした。
再びソロプレイヤーとして活動を始めたキリトはいつの間にかLv.78にもなっていました。
シリカとの出逢い
キリトは攻略組(ボス攻略を生業とし、100層の大ボスを倒すことを目標とする者)ですが、なぜか今は上層の攻略を無視して中層の不思議な森にいます。
あるギルドからはじき出された少女・シリカを救います。しかし、その子はビーストテイマーと呼ばれる獣使いの少女で、いつも傍にいた小さなドラゴン(側に控えて、ヒールという回復呪文を唱えてくれる)を戦闘で失ったばかりの子でした。悲しみに暮れるシリカのためにこのデスゲームの中でも特殊な力、ビーストの蘇生の方法があることを告げるキリト。
「リスクは俺が引き受ける」と復活の地を目指し、ドラゴンの復活を成し遂げます。道中シリカを弾き出したギルドの連中に襲われますがキリトの圧倒的な力の差により捕獲されるのでした。
犯罪と向き合う攻略組
実際には、キリトの本当の狙いはシリカではなくシリカをはじき出したとあるギルドでした。名を「タイタンズハンド」といいます。普通『ソードアートオンライン』の世界では同志討ちが禁じられており、もし法を犯したものがいればステータス画面が本来グリーンであるべきがオレンジに光るのです。
リーダーのロザリアは手を汚さずグリーンなので、獲物を仲間として安心させオレンジが襲撃するという手法で悪名を轟かせていました。その話を聞きつけたキリトは仲間を襲われ転移結晶をかざして懇願する、とある騎士の敵討ちにのったのです。
キリトの実力
タイタンズとの戦い、キリトのレベルは78、タイタンズの攻撃力は10秒あたり400ポイント。対してキリトのステータスはHPが14500ポイント、ヒーリングの自動回復が10秒あたり600ポイント。どんなに攻撃されてもヒーリングポイントに追いつきません。キリトを見ていると実力かくあるべしというのがよくわかります。
一人でもこの理不尽な世界から犠牲をなくすための行動です。そして原作者の川原礫(かわはられき)さんが求めていた圧倒的なヒーローイズム、キリトの可能性はこの先無限に広がります。
文章:S.Shinichiro