出典:© 創通・サンライズ・MBS
スレッタとグエルの決闘、そして…
前回はプロスペラがクワイエット・ゼロをミオリネに引き継がせるために「あなたが次の総裁になりなさい」と要求するところで終わっていました。
今回は決闘シーンの見ごたえもあり、再会や別れの描写もあって濃密な内容でした。
第17話「大切なもの」の内容をざっくりと

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プロスペラの計画にもうスレッタを巻き込んでほしくない、と思いを伝えるミオリネですが、「スレッタにはあともう一回だけエアリアルで決闘してほしい、そのあとは好きにして」とプロスペラは言います。
その後、何も知らないスレッタから「誕生日、何してほしいですか?」と尋ねられても「考えとく」とぽつり呟くどこか元気のないミオリネ。
溜息をつきながらミオリネの温室を手入れするスレッタのもとにエランがやってきます。
エランはスレッタに「エアリアルを僕にくれないか?」と迫りますが、スレッタに拒絶されてしまいます。
強硬手段に出ようとしたエランでしたが、復学したグエルによって止められます。
スレッタとグエルは少し会話し、遂にグエルはスレッタへの想いを打ち明けます。
照れたようにお礼を言うスレッタですが、「私にも大切な人がいるんです」とグエルに伝えます。
物陰で二人の会話を聞いていたミオリネは決心し、スレッタに告げます。
「誕生日に欲しいもの。グエルと決闘しなさい。勝利を私に頂戴」
こうして二人は再び決闘をすることに…
感想
「決闘が終わったらスレッタのことは好きにして」というプロスペラの発言で、やはり彼女はスレッタをエアリアルのパーツ程度にしか考えてないのかな…と悲しくなりました。
もしくは、もうスレッタはエアリアルとプロスペラ無しでは生きられない、好きにさせたところで自分の元に必ず帰ってくる、という自信から来る発言なのか?とも思いました。
そしてミオリネはスレッタが思っている以上にスレッタのことを大切にしており、結果的に離れ離れになってしまうのが切なく、もどかしく感じました。
ミオリネもグエル同様、父親との繋がりを大事にしたいと思っているでしょうし、クワイエット・ゼロを引き継ぐことがミオリネなりの「自分と父親を繋ぐもの」なのでしょう。
それにしても、ミオリネから冷たく突き放されたスレッタが可哀そうでした。何もお揃いのキーホルダーを返すことないじゃないですか…!
ミオリネがいろいろと不器用なところは本当にお父さん似ですね…
エラン5号がスレッタに迫る場面はいろんな意味で衝撃でしたが、颯爽と現れてエランを撃退するグエルはかっこよかったですね。
しかしあの場面、ガンダムSEEDの「やめてよね」をふと思い出したのは筆者だけではないと思います。
決闘では事前に何か仕組まれている描写があったのでエアリアルが負けてしまったことは納得できましたが、エリクトから「ごめんね」と言われるところは辛かったです。
スレッタの心の拠り所が少しずつ無くなっており、これからスレッタはどんな風に生きていくのだろうか、と考えると更に辛いです。
次の展開が気になるところで第17話が終わり、次回は総集編なので第18話はもう少し先になります。
それまでゆっくりと考察したり今後の展開を予想して過ごしたいですね。
文章:大葉勺々