出典:©許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
あらすじ
プレW杯・第3試合。
王者ドイツは、遂に主将ボルクがコートへ。
挑むのは徳川&幸村ペア。だが試合開始後まもなく、なんと幸村が「五感を奪われて」しまう。
徳川は幸村を庇いつつドイツペアを相手に、たった1人で戦う事になる。
その一方で、幸村もまた孤独と戦っていた…。
奪い奪われ
ドイツの首相ボルクとフランケンシュタイナーのペアに挑むのは、徳川と幸村だった。
第一ゲームは、徳川のブラックホールと幸村の五感を奪うテニスによって日本が先制する事となる。
しかし、第二ゲームからドイツの猛攻が始まる。
ブラックホールの隙間を精密なコントロールで掻い潜るフランケンシュタイナーの一撃によってブラックホールは簡単に攻略されてしまう。
大量のブラックホールを生成し対処する徳川だったが、第二ゲームはドイツに軍配が上がる。
「よし!流れを変えていこう幸村君!」
そう言いながら幸村の肩を叩く徳川だったが、幸村の目は虚ろになっていた…。
なんと幸村は「五感を奪われていた」のだった。
棒立ちとなった幸村を守る為、徳川は…。
導き出された答え
棒立ちとなった幸村の前に何度もブラックホールを生成して、幸村を守りながら一人でドイツに立ち向かう徳川。
「ブラックホールは体に大きな負荷がかかる。もって30分…ラリー中に幸村まで守るのは無理だ!」
鬼と平等院が状況について話す中、ブラックホールを乱発して疲弊しながらも戦い続ける徳川。
そして、幸村もまた五感を奪われた中で自分自身と戦っていた。
「今まで俺は幾多の対戦相手の五感を奪ってきた…そして、いつしか俺は神の子と言われるようになった」
「その五感を奪った先はこんなにも暗く不気味で恐ろしい世界…正直、怖いよ…」
暗闇の中で過去の自分を思い出しながら、もがき苦しむ幸村の前だったが…遂にある答えを出す。
自力でイップスを抜け出して意識を取り戻した幸村は、徳川と連携を取ってボルク達を圧倒する。
「ハウリング…か」
お互いのスキルを共鳴させて生まれた第六感が、ボルク達に牙を剥こうとするが…。
全体的な感想
ブラックホールに対して何も違和感がないのがもう凄い世界すぎて…。
五感を奪うテニスを得意としていた幸村が、まさかの開幕で五感を奪われてしまう事態!
一体、誰が幸村の五感を奪ったのかが分かりませんでした…。
単純に試合状況に置いて自分が弱いって感じてイップスに陥ったのでしょうか…?
そんな中、後輩を守る為に全力を尽くす徳川がかっこ良かったです!
徳川が最初に登場した時は、こんなにもお兄ちゃんキャラになるとは思いもしませんでした。
後輩想いの先輩で最高にかっこ良かったです。
彼がブラックホール先輩と呼ばれ、人気が出るのはそう遠くないはず…!ルックスだけでも人気高そうですからね!
ハウリングの演出もかっこよかったので、また徳川と幸村ペアの試合を見たいと強く思いました!
文章:クラッシャー佐藤