出典:©モンキー・パンチ/TMS・NTV
今回は、1クール目のシリーズ構成の大倉 崇裕氏(推理小説家でもある)がシナリオを手掛けた作品です。
第七話のタイトルは「語られざる事件」です。
あらすじ
舞台は再びロンドンへ。
今回は、五ェ門と不二子は登場しません。
謎が少しづつ明かされるストーリーとなっています。
10年前に陰の秘密組織である「レイブン」の裏切り者の一員がその組織に殺され、それを偶然発見してしまったホームズの相棒ワトソンももみ合いの末銃に打たれて殺されます。
犯人は逃走し、その場にいたルパンがワトソンの娘リリーに見られて、父がルパンに殺されたと思ったリリーも倒れてその時の記憶を失います。
そこへホームズが現れてルパンへリリーに近づかないことを条件に、ルパンを逃がします。
このようなことが、ルパンによって初めて明かされます。
これでリリーの父であるワトソンを殺害したのがルパンでない事がはっきりします。
そして、裏切り者を殺すために地下通路へ向かったその犯人がワトソンの見知った人物であったのではと語られます。
またリリーもその人物の顔を見ていたのではないかとも。
みどころ
犯人が身近な人物であれば、その人物は誰なのか?
探偵になったつもりで推理してみても面白いと思います。
最後に
今回はオムニバスではなくて第一話と第二話の続きのストーリーとなっており、本格ミステリーとして楽しめる内容になっているのではないかと思います。
あと、ホームズがリリーを気遣う最後のシーンが心温まります。
文章:シャーペン