出典:© 創通・サンライズ・MBS
もういつも通りの日常には戻れない
前回はプロスペラとエアリアルにより地球が戦火に包まれ、ミオリネが「私のせいだ…」と落胆するところで終わっていました。
しかしスレッタは気付きを得て、ここから良い方向に進むかな…?と思っていましたが、今回は更なる悲劇が起きてしまいました。
第20話「望みの果て」の内容をざっくりと
アーシアンを手引きしたことやサリウス代表を攫ったのがシャディクだと知ったグエルは、待ち構えていたシャディクと戦闘を始めます。
一方、学園ではシャディクがニカたちのいる部屋を開放し、ノレアはすぐに部屋を出てガンダム(ソーン)の元に走り出します。
エランは「死ぬのが怖いなら逃げろ」とノレアを止めようとしますが、ノレアは「逃げて、その次はどうするの?」「あなたにもきっと分からない、スペーシアンより命の軽い私たちの怒りが!」と叫び、ガンダムに乗り込みます。
暴走したノレアはガンダムとガンヴォルヴァを使い、学園内を壊していきます。
その頃スレッタはペトラと共にいましたが、騒動が起きて逃げている最中に倒れている生徒を見つけ、負傷した生徒を背負いながら逃げ続けます。
ペトラはラウダがデートをすっぽかしたことを責めながら、生きて帰れたらこんなことがしたい、とスレッタに愚痴ります。
スレッタにも「生きてたら何したい?」と問いかけますが、そのとき彼女たちがいるエリアに攻撃が…
感想
だんだんと平和な要素が失われていき、良くも悪くも「ガンダム」という作品らしい殺伐とした状態になってきましたね。
ラウダといい感じになっていたペトラがまさかあんなことに…というショックが大きいです。
ガンダム作品ではイチャついているサブキャラは退場しなきゃいけない決まりでもあるんですか…!?
そしてノレアが暴走する中、エラン5号から「僕と来い!生き方が分からないなら一緒に探してやる」という告白(?)を受けガンヴォルヴァを止め、「ここから二人の物語が始まるのかな」と淡い希望を抱いていたら…
あ、あんまりだ…
ですが最期の瞬間、ノレアの心の中に希望が生まれたと思えば、まだ救いはあるかも知れません。
今回の物語の癒し要素は「ポンポン頭」というチュチュ先輩のあだ名ぐらいでしたね。見たまんまじゃん、とそこは少し笑いました。
それと、ニカがやっと地球寮のメンバーと合流出来たのも嬉しかったですね。これからじっくりとチュチュ先輩と話し合い、ちゃんと仲直りしてほしいです。
物語の最後、血で滲んだ手で瓦礫を淡々とどかして生存者を探すスレッタを見て涙が出そうになりました。
学園内でここまで悲惨なことになるとは…もう、学園アニメだなんて言っていられなくなりましたね。
あと、シャディクの企みもグエルとの戦いで一旦ケリがついた、と思って良いのでしょうか。
それともまだ何か隠していることがあるのか…ううーん、整理するのが本当に難しい作品です。
次回、「今、できることを」
残り話数も少なくなってきたので、これからどうやって最終回に繋げていくか楽しみです。
文章:大葉勺々