出典:©2025 渋谷圭一郎/KADOKAWA/「瑠璃の宝石」製作委員会
◆キラキラした硬いのが好き!
店頭で見かけた水晶の首飾りが欲しい。
飛んで帰宅した女子校生・谷川瑠璃(たにがわ るり)が、お母さんにおねだりすると、
「水晶なら昔、お祖父さんが山で拾って来てたわよ」
スコップ片手に山へ、すっ飛んで行く。
そこで知り合った鉱物学を専攻する大学院生・荒砥凪(あらと なぎ)から、水晶だけではなく、サファイア、金、ダイヤモンド・・・火山列島の日本は、実は鉱物資源の宝庫だと聞かされ、鉱物採集にのめり込んでいく。
鉱物を好物とする者が見る未来とは?
川底を漁る
砂金は実は日本中の一般河川で採れる。それを凪さんから聞いた瑠璃は放課後、ザルを持って近所の河川へ。
砂金を採る様子はまるで、どじょうすくい。
なかなか成果のない中、ザルの中を見た瑠璃が「砂銀だ!」
対して凪さんは「いや、銀はもっと黒い」
研究室で調べてもらった結果、金より価値のある砂白金!
砂浜でゴミ拾い
波打ち際で奇麗なガラス石を発見。お宝では?!
それはシーグラス。ただのガラスである。
だが、砂浜で時折見られる年代物や、劣化して色んな姿になったガラス瓶の中には、高値で取引される物もあるという。みんなでお宝目的のゴミ拾い。
穴に落ちた

出典:©2025 渋谷圭一郎/KADOKAWA/「瑠璃の宝石」製作委員会
顕微鏡で数か所の川砂を調べ、サファイアの産地を絞り込む。
現地で周辺の岩や倒木の様子から、さらに絞っていると、瑠璃が落ち葉の中に吸い込まれた!落ち葉の下から出てきたのは、マグマの隆起でできた変成岩・ホルンフェルス。
本来地中深くあるサファイアは、マグマによって地表近くまで運ばれてくるという。
周辺の岩を砕いてみると、中からサファイア発見!
雨どいを探る
「流れ星を採りに行かないか?」
微小な隕石は常に降っていると凪さんは言う。それを聞いた瑠璃は隕石が欲しくなる。
凪さんの指示で、屋根に上って雨どいに溜まった砂埃を採取し、顕微鏡で調べると・・・
異様な文様の隕石発見!
「もっと違う世界を見てみたい・・・」
川、海、山、屋根と、そこに鉱物があれば、行動力を発揮する彼女たちは、ウラン、トリウム、プルトリウム、コバルト・・・核物質掘り当てちゃったらどうするのだろう?
掘削は野望だ!
文章:ヒトツメロバ




































