今回は2020年9月に発刊された『六畳一間の魔女ライフ』1巻の感想を書いていきたいと思います。
都会に行けばいい暮らしができると思ってやってきた田舎の魔女マッジは同じ六畳一間に住んでいるリリカと少しでもいい暮らしをするために奮闘する話です。
マッジは魔女としてはそこそこ腕があるようですが今どきの魔女のスタイルに合っていないようで苦労しています。
一方リリカは魔女として見た目はよく、魔女の学校を卒業しているけれどやる気があまりありません。
そんな二人のものがたり。
リリカの魔法
マッジがイノシシに襲われそうになったとき、リリカはバットを出現させイノシシと戦います。
マッジに対してずっと魔道具を隠していたのは暴力的に見えるからそして、時代にそぐわないからだったようです。
そういう点で二人は似ているのかもしれませんね。
魔法陣の修理
給食釜になっている魔女釜の修理に赴いたマッジとリリカ。マッジは修理を試みますが失敗続き、そんなときリリカが釜に書かれた魔法陣の文字の書き方に気が付き、解決につながります。
この釜の魔法陣を書いたのはオレガナという魔女でマッジがあこがれるSランクの魔女です。
給食釜を直した後に二人はオレガナが残した失敗作の山をみることになります。オレガナのような優秀な魔女にも苦労していた時期があったのだと思い知ります。
また努力や積み重ねが実を結ぶということもこのお話から見えてくるのではなかいと思います。
マッジとリリカも仕事を続けていくうちに今のCランクから上がることもきっと不可能ではないのでは? と感じさせる第1巻でした。
ではでは~。
文章:マフユノダリア