この作品は最近何かにつけて名前を聞くことの多い「マッドハウス」によりアニメーション化されたものです。
有名なPSゲーム『Devil May Cry』の番外編として発表されました。DMCといえば白髪の青年(神の子)が悪魔と戦うというストーリーでそれ自体もインパクトがあるのですが、筆者が一番かっこいいと思うのはDMC5の黒髪のダンテです。プロモーションビデオの『My name is Dante』に始まりそのアクションの一つ一つが美しいのです。しかし、ゲームのメインを張るのは白髪のダンテであり、黒髪ダンテはあくまでパラレルワールドのアバターだということが判明しています。
人それぞれ趣味はあると思いますが、今回紹介するアニメは、白髪のダンテです。
神の子降臨
主人公ダンテの職業は万屋、裏の社会ではデビルハンターとして活躍します。肩書は『悪魔も泣き出す男DMC』父はスパーダ(イタリア語で剣の意味)という勇者で、侵略されかけていた地球から魔物を一掃し悪魔を封印したのがスパーダです。
今回のアニメ作品ではトリッシュという女性がキーマンになります。ダンテの昔からの相棒で、銃の扱いではダンテに勝るとも劣らない実力を持っています。基本的に1話完結なのでどの段階から見始めても楽しめる内容ですが、ゲーム版DMCを観た上でキャラクター達の特徴を事前情報として知っておくとより楽しめると思います。
身になるアニメ
ダンテには自意識よりも大きな責任のようなものがあるように思えます。それは神の子だから‥。スパーダの子だから‥。純国産アニメとは信じられないほど異国情緒あふれる世界観に居ながら神の使命とは何ぞや、というところがしっかりとドラマチックに描かれており、とても身になるアニメだなという印象です。
単純に人の嫌な部分をゲーム世界の対立構造で消化するという狙いもあるのでしょうが、「神様ってどういう存在?」という簡単な疑問に答えてくれているところにも好感が持てます。
まとめ
筆者としてはアニメーション映画として「My name is Dante」が聞きたいというのが正直なところです。でも白髪のヒーローって理想的な進化形態ですよね。
Finalfantasy7のセフィロスのように!!万屋と白髪のヒーロー。万屋銀ちゃん?アニメ界にいろいろなヒーローの形を見てきましたがまた一人新しいヒーローが日本のカルチャーから生まれたんだなと思うと今後の展開にも興味が湧きます。
DMC1が発売されたときには、ここまで続編が紡がれゲーム界の伝説になるとは思っても見なかったですが、今改めてアニメ版を見るとクオリティーが高いなと思っています。
文章:Shinichiro.S