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『鬼滅の刃』第十四話「藤の花の家紋の家」【感想】

出典:©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

善逸百面相

炭治郎との約束を果たし「命より大事」と伝えられた善逸は一旦役目を終え、炭治郎と伊之助の一騎討ちになります。

伊之助の特徴は、関節の柔らかさと、攻撃時の体勢の低さです。

「すごいだろ俺は」と連呼する伊之助に対して、一定の敬意を払う炭治郎ですが、鬼だからという理由で禰豆子を葬ろうとした伊之助には激怒します。

伊之助は、これまで常に猪の頭をかぶっていましたが、炭治郎の石頭で頭突きされ、素顔が見えます。とても繊細で美しい顔でした。

しばらくして、炭治郎の頭突が効いてきて失神した伊之助は、炭治郎の着物を枕に、また善逸の着物を布団がわりに休息します。

その後、3人揃って山を降り、藤の花の家紋のある家で治療を行います。

先人の紡いだ縁

今回のストーリーは、一見淡白なようで実は中身の濃い内容になっています。

藤の花の家紋がついた屋敷では、おばあちゃんの女将さんが3人を迎えてくれます。

この屋敷は昔、鬼に襲撃された際、鬼滅隊に命を救われて、それから鬼滅隊の剣士を手厚く向かい入れるようになったのです。

鬼の存在自体の認知度が低い世の中において、切実な関係性が築かれていることに感動です。

また、この宿に導いたカラスも稀血の少年に藤の花のお守りを預けるなど活躍を見せます。

まとめ

14話では、冒頭で久々に禰豆子が登場します。

以前よりも、さらに大きくなったような印象です。

善逸にとって『鬼の入った箱』から『炭治郎の下心』さらに、善逸にとっての『運命の女』へと見え方が、コロコロ変わっていくのが面白いです。

『ワンピース』のチョッパーかと思えば『ドラゴンボール』のサイヤ人かと思えるような情緒の加減もメディアの系列を弄(もてあそ)んでいるようで見応えがありました。

物語はひとまず一息ついて、人間らしい感性を養う話になりました。

女将さんの優しさには、伊之助すら感化されたようです。

次回新たな任務が伝えられます。テレビアニメでも2時間スペシャルを組まれた那田蜘蛛山編へと突入します。お楽しみに!!

 

文章:S.Shinichiro

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