アニメコラム

圧政からの解放!!『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』

出典:©赤城大空・小学館/SOX

こんにちは! 今回は2015年7月から9月まで放送されたアニメ『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』を紹介したいと思います。

あらすじ

『公序良俗健全育成法』が成立され性的な表現が著しく規制された美しい国、日本。

主人公、奥間狸吉は憧れの女性、アンナ・錦ノ宮が通う風紀優良校である時岡学園へと向かっていた。

途中に痴漢冤罪に巻き込まれそうになっている生徒がおり、助けようとしたところ、『雪原の青』という下ネタテロリストのテロに巻き込まれてしまいます。

その後、狸吉は生徒会に呼ばれ、生徒会長であるアンナから、学園周辺で下ネタテロが頻繁に発生していて、犯人が時岡学園の生徒ではないか? という噂があることを話しつつ、他の生徒より性知識のある風紀最底辺校出身の狸吉に事件解決の手助けを求めます。

生徒会に潜む首魁

出典:©赤城大空・小学館/SOX

アンナの指示により、狸吉は副会長の華城綾女と行動をともにします。

狸吉と喫茶店を訪れた綾女は自ら『雪原の青』の姿になり、自分が世間を騒がせている下ネタテロ組織SOXの首魁であることを告げます。

狸吉はアンナと風紀を守ることを望みますが、綾女は言葉巧みに狸吉を下ネタテロに加担させていきます。

テロ組織以上の脅威

序盤は狸吉の憧れの女性として描かれていたアンナですが、ある出来事がきっかけで狸吉に対して愛情を抱き、その想いを抑えたり、伝えたりするすべを知らないためことあるごとに狸吉へ欲情し襲い掛かります。

また、見た目とは裏腹に驚異的な身体能力を持つアンナは狸吉にはもちろん、卑猥を悪とする母親の教育により、下ネタテロ組織に対しても恐るべき相手として描かれています。

感想

ライトノベルが原作の作品ですが、映像だからこそ表現できる動きや狙ったアングルなどアニメだからこその表現が多く、原作を読んだことのある方にも強くおすすめできる作品になっています。

また、言葉狩りや純粋な意味での表現の自由が失われつつある昨今、このアニメのストーリーには訴えかけるものを感じます。

 

ではでは~。

 

文章:マフユノダリア

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