出典:⒞ サンライズ・フライングドッグ
アニメーション制作のサンライズが誇る企画部のペンネームである矢立肇が原作を書いた近未来ロボット・アクション・アニメーションの最高峰です。当時、「アシンメトリーの人型戦闘兵器」がデザイン性に優れているとして話題になりました。
『アルジェントソーマ』あらすじ
舞台は2059年、地球はエイリアンの襲来で多大な被害を受けました。そして、フューネラルというエイリアン専門の防衛隊が組織されます。主人公はタクト・カネシロという大学生です。恋人マキ・アガタとアーネスト・ノグチ教授のエイリアン復元実験により蘇ったエイリアンは二人を殺害し逃亡しました。
時期にフューネラルが捕獲しますが、タクトにとってはエイリアンに憎しみを持つきっかけになります。後にタクトはザルク5というモビルスーツのパイロットになり地球の存亡を賭けた戦いに挑むことになります。
『地球を守る為に――』
復元され逃亡しているエイリアン(フランク)が不意なことで、ハリエットという13歳の少女をエイリアンの攻撃から守るシーンがあります。ハリエットは実は第一次遭遇戦で負傷しエイリアンの破片が頭の中に入り込んだせいでエイリアンと意思疎通する能力を持ち合わせていました。
軍はハリエットを利用します。エイリアンとの戦争の最前線に送られた彼女はザルク5やミステルといったといった戦闘機に乗り地球を守る戦いに尽力します。復元されたエイリアン・フランクとエイリアンの破片を頭に宿す人間の少女ハリエットのサブストーリーには注目すべき奥深さがあります。
主人公のタクトはエイリアンに対してもそうですが、戦争そのものを恨んでいるようです。しかし、タクトの心情の変化は劇的な展開を見せます。地球の自治権を2人は守り通せるのか。見所の多い作品です。
文章:Shinichiro.S