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第二期・第2話「灰色兎と 灰かぶり姫」
はじめに
チノは、夜寝る前に、ココアに「その喫茶店には、白いもふもふしたものが現れるんですよ」と、恐ろしそうに語りました。
しかしココアは「ティッピーのことなのに。さてはわたしを怖がらせようとしているのかな?」と意に介さず。
そんな中、1人の客が、夜のラビットハウスに!?
物置でもいいからかくまって欲しいシャロ!
一体、何におびえて、夜のラビットハウスを訪れたのか。なぜか。
それは、夜な夜な、あの物置……じゃなかった、あの「慎ましやかなお家」に、お化けが出るのでした。
同じ学校のシャロは、リゼ(先輩)に相談した結果、まるで、某ゴーストバスターズかのようなノリで、相応の武器を用意して、シャロの家を放課後訪ねました。
「武器!?」困惑するシャロでしたが……。
隣の甘兎庵の千夜と、武装したリゼと、シャロとが集まって、原因の究明をしました。
が、しかーし。原因は意外なところで見つかりました。
タウン情報誌の影に隠れていた、不良野良うさぎを「それで潜入のつもりかー!!」と叫びながら、発見するのでした。
シャロちゃん? 「不良野良うさぎ」と仲良くしてみたら?
一旦はシャロの家から立ち去る不良野良うさぎでしたが、いつの間にか戻って来て、シャロになつくのでした。
戦慄するシャロに、リゼから「いっそのこと、仲良く共存してみたらどうだ?」と言われるシャロ。
お隣の、甘兎庵の店内で、その「不良野良うさぎ」に名前を付けてみることにしました。
散々、名前としては上品すぎるものが出てきたりとややこしかったのですが、リゼがシャロに向かって「ワイルドギースはどうだ?
潜入技術は未熟だが、立派な兵士になるぞ!」「先輩が付けてくれた名前だし、似合ってるかも……」
急に「ワイルドギース」に懐かれたリゼ。胸に飛び込んで来ました。
しかし、捻挫している脚を、「ワイルドギース」を受け止めるために、更に捻挫してしまって「いきなり飛びつくなよ……」と言うのですが、シャロはとっさに「先輩大丈夫ですか?」と言うのでした。
何だかんだ言いながら、シャロは、持ち前のツンデレを遺憾なく発揮しつつも、ワイルドギースと共存するためのうさぎ小屋を、段ボールでこしらえるのでした。
お詫びのお見舞いと、何故か全員メイド服に!?
後日……リゼの自宅に特製メロンパンを運びに行く、ココアとチノ。
並木道を抜けると、そこには、門番の女性のメイドさんではなく、男性のグラサンをかけた、ちょっとクセのありそうな野郎共2名がいるのでした。
思わず恐怖するココアとチノ。ですが、「お嬢のお友達ですかい」「ですかいですかい」と非常に紳士的。
ココアは建物に入れてもらってからずっと「うわあああーん、人を見かけで判断してしまった、接客業失格だあああー」と泣きわめくのでした。
大豪邸の中のリゼは、怪我はともかく、何だか退屈そうで……
「なあ、みんな、それはともかく、遊んで行かないか?」と、リゼがみんなに言うんですが、「お邪魔しましたー」とみんな帰って行くのですが、ココアが望遠鏡を倒してしまって、「ラビットハウスを担保に入れるから、どうかお許しください」「ええっ! それは困りますー」「ワシもじゃー」
結局、望遠鏡の件は「安物だから心配するな」というリゼの大岡裁き(?)で何とかなったんですが、体育の時にくじいた左足の捻挫をさらに悪化させた上に、望遠鏡まで倒す、ということへのお詫びというか、罪滅ぼしに、リゼを除く高校生組+チノでメイドさんの衣装があったので、それを使って、お屋敷のお掃除を始めるのでした。
ココア、チノ、シャロ、千夜の4人組で、お屋敷のお掃除
「さあ、みんなで、お屋敷のお掃除大会だよ!」とココアが言うと、他2人は「おー!」と言うのですが、チノだけはバケツを抱えて「なんでこんなことに……」と嘆いていたのでした(笑)
千夜が珍しく洋装だったので、ココアが感激して、千夜が調子に乗って、スカートをふわふわさせるために、ぐるぐると回るのですが、何度か回った後で「三半規管が……」と言いつつ、壁にもたれる様を見て「ダメイドかー!」とシャロの鋭いツッコミ炸裂!(笑)
チノが、モップでお部屋の床掃除をしていたところ、ドアが開いたので、条件反射で「いらっしゃいませ」と言うので、部屋に入って来た、前述の警備員というか、グラサン野郎が勘違いをして「ええっ!?」と頬を赤らめるのでした(笑)
チノは「つい、喫茶店のつもりで……」と口を押さえてましたが、ココアは「チノちゃんたら、お茶目さんねー」とアタマをなでるのでした。
「ココアさんも、このコーヒー持って行って下さいっ!!」「それ、バケツ!!」いつもの、平常運転な、チノとココアでした(笑)
一方、その時のリゼは「なぜか、置いて行かれた気分だ……わたしだけカチューシャ付けてないし……」その場にいたティッピーは、おじいちゃんの声で「この部屋には、お前らしい物が足りんのう……」と言うので「何だ? チノの腹話術の声が!」
というわけで、チノとココアに、特別室(リゼのコレクションルーム)を案内するリゼでした。
一見すると、何の変哲もない豪華な客間。
しかし、模型の戦車に仕込まれたスイッチを、90°回転させると……額縁の絵が裏返り、マシンガンなど、モデルガンのコレクションがずらりと壁一面に並ぶ仕掛けになっていたのでした! 徹底してる(笑)
結局、着替えがないので、リゼまでメイド服になるのでした
そこへ、ドアがガチャリ、とする音が聴こえたので、リゼは「敵襲か!?」と嬉しそうにモデルガンを構えるのですが、シャロと千夜が現れて「先輩、お茶お持ちしましたー」という間もなく、ココアが「シャロちゃん、敵襲だって!」と言うのと同時に、リゼが銃を向けたので、シャロが、お盆に乗せたティーセットごと「キャー!」と言いながら空中にぶちまけてしまったので、空中から、リゼの方向に、熱い紅茶がバシャリと被って……。
お望み通り、仲良くメイド服になるリゼでした。シャロは平謝り。
ココアは「リゼちゃんのクローゼット、勝手に開ける訳にはいかなかったから……」「先輩にメイド服なんて……」結局、着替えがなかったので、リゼまでメイド服姿になるのでした。
千夜の提案で「全員メイドさんになったんだし、あれにしましょ?」ついに「女王様ゲーム」のくじ引きが始まるのでした。……乙女の思考は解らん!(笑)
メイド姿のリゼたちが、ドアの隙間から、退役軍人で眼帯をはめた、親父さんに見られていて、思わず赤面するリゼ親子! 「親父に、見られたー!!」……恥ずかしがることないのに(笑)
脚がもう大丈夫になったリゼが、いつものラビットハウスで
「脚はもう大丈夫だ! 心配かけたな!」
そういうわけで(どういうわけだ)いつもの漫才(?)が始まるのですが、そこへ、来客として、青山さんが来たので、リゼは思わず「お帰りなさいませ、お嬢さま!」と、敬礼しながら言うのでした。
一番メイド役が抜けきれないのは、どうやら、リゼのほうぢゃったな(笑)めでたしめでたし(・∀・)ノ
まとめ
しかし、若い頃のアルバイトの記憶って、いつまでも残るんですよねー。
その人の職業観まで形成してしまうというところがあります。
僕は、高校卒業後、千葉市の家電量販店や、百貨店でアルバイトしたことがあったんですよー。
売れないとツライですが、売れるとラッキーでして、百貨店の時は、契約社員にしてもらった上に、おひねり(大入袋)までもらったりして。
アルバイトは、良くないことばかりではありませんよー。
ではー。
文章:T兄さん