出典:©椋木ななつ・一迅社/わたてん製作委員会
2019年にテレビで放送された百合系の物語です。自分の妹の友達が可愛すぎて恋してしまう歳の離れたお姉さんのお話です。
2017年に『コミック百合姫』にて発表されたこの作品は、そのカジュアルさからティーンの間で話題になり、トランスジェンダー系の作品としては異例の伝説的評価となりました。
取り止めのない戦い
大学生の主人公星野みやこは小学5年生の妹ひなたのもとに遊びに来た白咲花(しろさきはな)に一目惚れします。
はなは、みやこの尋常ではない視線に薄々気持ちを悟りながらも、みやこの作るお菓子があまりに美味しいので、お菓子を餌にコスプレや写真撮影に付き合ったりしています。しかし、みやこは、はなにコスプレを強要している姿を姫坂乃愛(ひめさかのあ)に見られてしまい、その後弱みを握られるなど世代を超えた攻防戦が繰り広げられることになります。
子供は可愛いくできている!!
お姉さまの恋とは普通にこういうものなのか?大体歳の離れたお姉さんと小学生の交流なんてデータがなさすぎる、と思ってしまうのですが、一度見れば深く同意。小学生の可愛さは万人にとっての希望である、と思います。可愛がられるようにできているんですかね、子供というものは、、。
自分も昔は子供だったはずなのに、同級生に恋する機会だってあったはずなのに、どうも大人になってから見る子供の可愛さに対する感情はガラス細工のように華奢(きゃしゃ)な愛情なのです。
まとめ
個人的にはみやこと同じ高校に通っていた松本香子(まつもとこうこ)という女性がお気に入りです。みやこに対してストーカー的な執着心を表すのですが、まあ、女性としての完成度が高いのです。やはり百合というのはある程度自分に自信がある人が行うものなんでしょうかね。
とりあえずこの作品を見る限り、性的な不快感もなく一般層にもマイノリティーにも共感できる作品に仕上がっていると思いますので、日常の面白みに飽きたときなどに、是非観てほしい作品です。
文章:S.Shinichiro