映画『泣きたい私は猫をかぶる』のご紹介

映画『泣きたい私は猫をかぶる』をご紹介します！

はじめに

『泣きたい私は猫をかぶる』は、スタジオコロリド制作による長編アニメ映画です。

『ペンギンハイウェイ』につづく長編アニメ第二作です。

監督は佐藤順一と柴山智隆の両氏、脚本は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で知られる岡田磨里氏、主演は志田未来と花江夏樹、文化庁メディア芸術祭アニメ部門で優秀賞を受賞しました。

自由奔放でちょっと変わった女の子、笹木美代。同級生から「ムゲ」（無限大謎人間）というあだ名をつけられ、学校でも家でも精一杯明るく元気いっぱいにふるまう。

その美代には、秘密があった。想いをよせる同級生の日之出賢人に、猫の姿になって会いにいくことだ。ふだん全く相手にしてくれない賢人に可愛がられる美代。

美代はしだいに、このまま猫のままでいたい、と思うようになる。

アイデンティティを見つめるファンタジー作品です。

とても分かりやすく話が展開するうえ、等身大のキャラクターがとても魅力的で非常に感情移入しやすい特徴があります。

とにかく老若男女問わず楽しめる良作、という印象です。

とくに欠点の見あたらない良質なアニメ作品で、欲を言えばもうすこし突き抜けたものが欲しいという感じはしますが、しっかり納得感のある出来はやはり素晴らしいというほかないと思いました。

だれにでもおススメできるアニメ映画です。ぜひご覧になっていただければ、と思います。

文章：kuragigo