出典:©創通・サンライズ
タイトルの「NT」とは、ガンダムシリーズ特有の概念である「ニュータイプ」と、「物語」などを意味する単語「ナラティブ」のダブル・ミーニングです。『機動戦士ガンダムUC』後の世界を表現しており、人体実験などの少々重いテーマを題材に展開する物語です。
『機動戦士ガンダムNT』あらすじ
宇宙世紀0079年、一年戦争のクライマックスにジオン軍によるコロニー落としからスペースノイド(宇宙市民)を大勢救った少年達がいました。彼らの名前はヨナ・バシュタ、ミシェル・ルオ、リタ・ベルナルといいます。しかし、1年戦争の終結に伴いジオン軍の残党狩りとスペースノイドに対する憎悪を抱く連邦組織「ティターンズ」が発起し、彼らは幽閉されてしまいます。
時は進み、不死鳥の異名を持つ「ユニコーンガンダム3号機”フェネクス”」に搭乗したのがリタであり、その捕獲作戦において「ナラティブガンダム」に搭乗したのがヨナだったのです。二人と戦況を見つめるミシェルが選んだ平和のための道とは‥。
『UCを見てから観ると、より面白い!』
この作品は『機動戦士ガンダムUC』以降の物語を各種メディアで展開するシリーズ「UC NexT 0100」の第1弾として製作されたものです。そして、UC(宇宙世紀)を舞台にしたガンダム作品としては『機動戦士ガンダムF91』以来27年ぶりの新作映画になりました。
この作品にはロボット大戦的な斬新すぎるデザインのモビルスーツ(人型戦闘機)が登場しており、メカニックデザインの観点でも注目すべき作品です。合理性よりもアニメとしての割り切りと、いつの時代でもある大人の遊び心が詰まった物語になっています。
ストーリーは3人の戦争孤児とユニコーンガンダムを中心に描かれており、前作『機動戦士ガンダムUC』を予習した上で観るのも良いかもしれません。
文章:Shinichiro.S