出典:©賀来ゆうじ/集英社・ツインエンジン・MAPPA
あらすじ
クズと呼ばれていた。そんなガキに侍の誇りを与えてくれた先生がいた。
そして、心の底から守りたいと思う人が出来た。
だから、自分は…典坐は刀を振るい続ける。
ろくでなしの少年
「物心ついた頃にはずっと同じことを言われてきた」
「クズ。ろくでなし。ごく潰し」
貧民街育ちの典坐は、盗みや奪う事で生き長らえていた。
“自由”の中で生きてきた典坐だったが、ある日。予想だにしない出会いが訪れる。
その出会いこそが、典坐の先生なのだった…。
守る為の力
ヌルガイに婿に来てくれと言われ続ける典坐だったが、まずは生きてここを出ようと口にする。
落ち着いて発言する典坐の姿に、ヌルガイは「慎重な所も夫向きだ」と感じる。
そんな和気藹々としていた2人だったが、状況は一変する。
空から人が降ってきたのだ。
「森が…騒がしかった。珍しい事だ」
そう口にして姿を変形させる“化物”を前にした典坐は、ヌルガイを連れて逃げる。
しかし、瞬時に眼前へと転移してきた化物から突き出された拳によって典坐は吹き飛ばされてしまう。
ヌルガイは何とか、化物の攻撃を回避して典坐のもとへ駆け寄る。
典坐とヌルガイを見下していた化物だったが、起き上がった典坐の剣により眼を潰されてしまう。
しかし、眼を潰しても瞬間で回復する化物。
「ヌルガイさん!合図で走りますよ。倒す事は考えず逃げる!」
そう口にして典坐は、自慢の剣速で化物を解体する。
「今!」
典坐とヌルガイは森を走るも、化物が再生しながら追いかけて来るのだった。
直ぐに追いつかれる事になる典坐とヌルガイだったが、ここでもう1人の山田浅ェ門が現れる。
「せ…先生!」
「走れ!典坐!」
危機的な状況を救うべく現れたのは、典坐を更生した先生なのだった…。
全体的な感想
典坐とヌルガイのペアは本当に良いですね!見ているだけでニヤニヤしてしまいます!
貧民街育ちだった典坐に驚きましたが、悪い事をする事でしか生きられなかった典坐を変えた先生は素晴らしいですね。
やっぱり人は、人との出会いによって変わりますね…!
化物が本当に化物としか表現できない能力で恐怖です。
どれだけ攻撃しても斬り落としても再生するので、勝ち目のない勝負でした…。
本当に大事な人を守る為に、命を懸けた典坐。本当に切ないです…。
その思いを胸に、ヌルガイたちは前を向いて歩く事が出来るのか。次回も楽しみです!
文章:クラッシャー佐藤