出典:©雪森寧々/集英社・久保さんは僕を許さない製作委員会
あらすじ
遂に今日から2年生!
そわそわしている同級生たちをよそに、教室に入った白石くんが自分の席を探していると、「白石くんの席はね…」と話しかけられる。
そこには、これまでと同じように久保さんの姿があった。
葉月と玉緒も同じクラスだった事が分かり、迎えたホームルームでの委員会決めが始まり…。
2年生に上がっても…
「今日から2年生か」
新学期を迎える白石君は、いつも通りの通学路を通り、コンビニや信号待ちで驚かれ、いつも通りの存在感の無さを見せていた。
クラス替えを迎え、人々が消えるまで自分のクラスが見えなかった白石君。
「2年1組か。席どこだろ」
教室に向かい、黒板に張り出された紙を見て自分の席を探していた白石君だったが、不意に隣から声を掛けられる。
「白石君の席はね。窓側の一番後ろだよ」
「いいな~。主人公みたいだね」
声の主は久保さんだった。
2年生に上がりクラス替えが行われても、久保さんと白石君は同じクラスを迎えるのだった。
委員会決め
「はい。今日は委員会を決めるぞ~い!」
先生の発言によって委員会を決める事となる2年1組。
求められる委員会は、クラス委員、図書委員、環境委員、保健委員、体育委員、放送委員、風紀委員だった。
「ねぇ!白石君は何にするの?」
笑顔で白石君に尋ねる久保さんだったが、白石君は“余った奴”と口にする。
存在感の無い白石君が手を挙げても無意味なので、余った奴をやるしかないのだった。
1年生の時に環境委員として花壇を担当していた白石君だが、「何もしてないのに雑草が生えてこない花壇」と呼ばれ“学校の七不思議”となっていたのだった。
そんな風に呼ばれていた白石君だったが、また環境委員になっても良いかなとは思っていた。
「次、環境委員になりたい人。ちなみに顧問はわしじゃよ~」
そう口にする先生だったが、生徒達は環境委員の事をダルいと口にする。
涙を浮かべる先生を前に、「はい」と元気の良い声が聞こえてくる。
手を挙げたのは久保さんだった。
「あっすみません。白石君が手を挙げてましたよ」
久保さんによって、白石君もまた環境委員となるのだった…。
全体的な感想
無事に全員!同じクラスになれましたね!
おまけに久保さんと白石君は席が隣同士。これは先生の粋な計らいに感謝ですね。
そして、委員会までも2人は同じとなりました。
これで2人が一緒にいる時間が前よりも増し増しですね!
花壇の世話に関しては“学校の七不思議”となるレベルで上手な白石君。
そんな白石君に色々と教えられたら久保さんはもっと白石君の事を好きになるでしょうね!
そして、白石君と話をしたかったという男子・須藤君。
彼もまた今後は白石君と絡みを見せてくれると思うと楽しみで仕方ありません。
白石君の楽しい学校生活が確約された気がして、見ている側も嬉しくなりますね!
文章:クラッシャー佐藤