出典:© 阿久井真/小学館/NHK・NEP・日本アニメーション
あらすじ
同級生でヴァイオリン初心者の秋音律子と出会ったことで情熱を取り戻し、音楽と再び向き合う事を決意した青野一。
中学3年の彼が武田先生に勧められた進学先は、コンクールで8年連続最優秀賞の強豪オーケストラ部を擁する、千葉県立海幕高校だった…。
希望と未来
秋音によって再びヴァイオリンを手にする事を誓った青野は、武田先生と進路先について話をしていた。
「それでお前の進学先の話なんだけどさ」
「千葉県立海幕高校。ここなんてどうだ?」
海幕高校は武田先生の母校でありながら、オーケストラ部が全国コンクールで、8年連続最優秀賞を手にしている高校であった。
将来ヴァイオリンを続けているか分からない青野は、武田先生の提案に躊躇いを見せる。
「おいおいなに言ってんだ?誰もお前にオーケストラ部に入れなんて言ってないぞ」
武田先生の言葉に青野も気付く。
今、“将来”の事を決めるのではなく、“やりたいこと”が見つけられる可能性がある。
その為に武田先生は青野に、海幕高校を勧めたのであった。
武田先生の提案によって、青野も秋音と同じ海幕高校を目指す事を決意するのだが…。
ボーイング
青野は秋音に勉強を教えて貰う代わりに、ヴァイオリンを指導する事に。
「それじゃいつもどおりボーイングの練習から」
「弓は4本の弦に対して垂直に。均一できれいな音が出せるようにゆっくり繰り返すんだ」
澄んだ瞳でヴァイオリンを弾く青野だが、秋音はボーイング練習に不満を持っていた。
ヴァイオリンに置いて最も大事な基礎であるボーイングを渋る秋音。
そこで青野は秋音に、鏡を見せながら姿勢を崩さずに弾けているかチェックさせようとする。
秋音のスケールを聴いていた青野は、秋音の能力に気付く。
「お前、もしかして弦のどこを押さえれば何の音が出るか分かってるのか?」
秋音の持つ“耳が良い”という能力に気付いた青野。
その後も練習を続けていた2人だったが、青野の母親によって夕食に呼び出されて…。
全体的な感想
秋音によって迷いが消え再びヴァイオリンと向き合えるようになった青野。
ヴァイオリンに対しての姿勢と表情が澄んでいて、凄く綺麗でした。
秋音が、勉強が出来る子であったことには驚きました。
基礎からしっかり教えてくれる青野の姿もまた素敵でしたね。
海幕高校のオーケストラ部による演奏シーンも最高に良かったです。感動しました!
秋音の持つ“耳が良い”能力を今後どのようにヴァイオリンに活かす事が出来るのか…。
次回も楽しみです。
文章:クラッシャー佐藤