出典:©小林有吾・小学館/「アオアシ」製作委員会
あらすじ
Aチーム昇格を争う紅白戦。チームメイトと意思疎通が図れない葦人に、もはやパスは回ってこなくなってしまう。
試合に全く入れない葦人はフィールドでただ立ち尽くす。伊達曰く、目まぐるしく変化する試合展開に対応できない葦人には「個人戦術」が身についていないという。
試合後、打ちひしがれている葦人の前にセレクションでぶつかった先輩・阿久津渚が現れて…。
精神攻撃
チームメイトと意思疎通が図れずにフィールドで一人棒立ちとなる葦人のもとへパスが来る事は無かった。
そんな葦人に対して、葦人とマッチアップしていた朝利が口を開く。
「良かった。セレクションで君に押されたあのプレー。自分が許せなくなってずっと自問自答していた」
「でもまぐれだった。君、大したことない」
「改めてよろしく。朝利マーチス淳だ」
最悪なタイミングで自己紹介をする朝利は、確実に葦人の精神を破壊しようとしていた…。
優れたプレイヤー
コーチ陣からの評価を得られたのは遊馬だった。
遊馬は試合中に、相手ディフェンダーを引き出したり、周りの動きをよく見てそれをサポートしていた。
周りを使いながらも独自の感性を併せ持つ。そんな遊馬のプレイスタイルとサッカーIQがコーチ陣の目に適った。
Aチームに昇格した遊馬の姿を見た葦人は、パスが回って来なくなった理由も含めて考え込む。しかし、答えは一切出なかった。
そんな葦人に近づく一つの影。
それはセレクションでぶつかり合った阿久津だった。
阿久津が口にする言葉の前に、葦人は一つの決意をするのだった…。
全体的な感想
葦人は本当にサッカーの戦術など、サッカーについての知識が皆無ですね…。
一人よがりで気持ちよくプレイしていたツケが回ってきた感じでした。
それにしても、朝利の性格の悪さが凄い。イケメンと思わせておきながら腹黒すぎる!
普通の人なら心がポキっと折れそうですが、葦人は折れないですね…。
その強靭なメンタルは素直に羨ましいですし、尊敬です。
再び現れた阿久津からもボロボロに言われた葦人でしたが、それでも負けずに1からサッカーについて学ぼうとする姿勢を見せます。
素晴らしいですね!ちゃんとしたサッカー知識と技術を身に付けた時、葦人はとんでもないプレイを魅せてくれそうです…!
文章:クラッシャー佐藤