出典:©プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会
陶芸家だった母を早くに亡くし、父は会社が倒産・・・もとい、脱サラして、母の実家のある岐阜県多治見市に引っ越してきた豊川姫乃(とよかわ ひめの)。
高校入学初日に声をかけてきた久々梨三華(くくり みか)に付いて行くと、そこは陶芸部だった。
姫乃とその父親の刻四郎(ときしろう)は、一見穏やかに暮らしているように見えて、何やらきな臭いのだ。
娘の先制攻撃!お茶碗破壊!
刻四郎はお茶漬けが大好物。
そんな父がいつも使っているお茶碗を割ってしまった。
あまりの落胆ぶりに理由を聞くと、そのお茶碗は高校時代にお母さんからプレゼントされたものだったという。
刻四郎が営むカフェには皿やマグカップなど焼き物がいっぱい。
そんな中でなぜにそのお茶碗だけ割ってしまったのか?と思うのはわたしだけだろうか?
娘の追い打ち!刻四郎の頭を攻撃!
刻四郎の頭はふさふさ・・・だのに、姫乃の描いた父の似顔絵は頭が河童!
将来ハゲてしまえという意思表示に他ならない。
これはもう姫乃は父に恨みがあるのは間違いない。
刻四郎は姫乃に何をしたのか?
母の死に会社倒産と不幸が続く父の不甲斐なさに、憤懣が溜まっているのだろうか?
父の反撃!陶器の座布団破壊!
姫乃が美濃焼コンテストに出品するべく四苦八苦しながら作成した陶器の座布団だったが、目を離した隙に刻四郎が座って破壊してしまった。
座ってみたい衝動にかられてしまったと言い訳する刻四郎だが、腹の中にはそれまでの恨みがあったに違いない。
ついに始まってしまった刻四郎の反撃。
どうやったらこの父娘を仲直りさせることができるのか?
提案として、焼き物でお母さんを作ってはどうだろう?
河童やタヌキの焼き物のように、お母さんを焼き物にするのだ。
陶器お母さんの硬くて冷たい膝枕で、父も娘も心癒されること間違いなし!
亡き者を焼き物に!
お父さんの誕生日に贈ればいいと思います。
すっかりこじれてしまった父と娘の関係、あなたならどうやって修復しますか?
文章:百百太郎