近年グルメ作品が流行中
グルメアニメには奥深い目で見る味わいのようなものがあると思います。懐かし系という言葉をご存知でしょうか?
グルメアニメに関してはこの言葉がピッタリ来ると思います。さて、最近の作品でいうと『孤独のグルメ』のようにアニメ化されているものも、『忘却のサチコ』のようにアニメ化されていないが熱望されているものもあります。
この二作品は実写ドラマ化されており、知っている人も多いでしょう。これらは、『昨日なに食べた?』という作品も含め2019年年末から2020年のお正月にかけて話題をさらったグルメドラマです。どれも漫画が原作のドラマで、最近の流行になっています。
グルメは文化だ!
グルメアニメはなぜ受けるのでしょう。答えは専業主婦などのファミリー層の中核を担う立場から支持を受けていることです。ほんの一手間、や家庭では再現不可能な技術に対しての興味心が視聴者のハートを鷲掴みにしています。そして勿論家族からのリクエストも楽しみの一つです。
食べ物を絵で描くことはプロのアニメーターとしては至極難しいことだと思います。ですが逆に言えばアニメーターの力の見せ所でもあるのです。需要を受け取る側も供給される側も料理が出てくるその一瞬にドラマを見出すのです。それもごく当たり前のように!!グルメアニメこそアニメーション文化の真骨頂なのかも知れません。
グルメアプリTOP5
1位 美味しんぼ
2位 クッキングパパ
3位 食戟のソーマ
4位 ミスター味っ子
5位 JKメシ!
ミスター味っ子も正直意味不明ですが、食戟のソーマもJKメシ!もまあまあよく分かりません。では、何故ランキングに入れたかというと、単純に描写が面白いこと、そして上記したように、料理が出てくる瞬間に生まれるドラマ性、これはアート作品を創作する際にカメラが密着したドキュメンタリーを見ているような感動を覚えるからです。
高級な料理を食べて感動することなど、凡人にはまあ、あることではありません。でも、本当に舌の肥えた人達が作る作品にはその感動が見に余るように表出するのです。食の美しさに惹かれることは人間の重要な本能であり、表現者である限り、最も重視すべきカテゴリーなのだと思います。
新しい試みにも注目
JKメシ!に関しては手頃で女子高生でも気楽に再現できる寛容さが魅力です。日本のポップカルチャーの代表的存在にもなり得る作品だと思います。良い意味で力が抜けていて好感がもてます。
ミスター味っ子は究極の料理を作り手の視点で表現したスタイリッシュな作品です。
食戟のソーマはミスター味っ子をファンタジーにしたような作品です。
クッキングパパ は家庭料理をテーマにしたホームドラマです。専業主婦の胸を熱くする良作です。
美味しんぼは言わずと知れた外食系グルメ旅のアニメです。
まとめ
こんなにグルメ作品が豊富に揃っている国は日本くらいかも知れません。それぞれに視点やジャンル、世界観が異なり、どれをとっても魅力的です。今回ランキング形式で紹介したのは筆者が人生経験の上でどれだけ影響を受けたかのランキングです。
個人差はあると思うので皆さんも振り返ってどの作品に一番影響を受けたか、など思い返してみるのも良いかと思います。筆者はグルメアニメの歴史と未来が日本文化の象徴となることを確信しています。
文章:Shinichiro.S