今年の深夜アニメは心理とユーモアに長けていた
2019年のテレビアニメに照準を合わせ、特に深夜アニメについてトップ10で表したいと思います。
今年の深夜アニメはテーマ性が強いという印象です。以前なら物語的だったりヒーローが出てくる探検ものだったりが多かった気がします。それに対して今年のアニメは一つ掲げたテーマに対して従順に世界が広がっていくような作品が豊富でした。
それではトップ10を紹介してみましょう。
1位 鬼滅の刃
2位 女子高生の無駄使い
3位 荒ぶる季節の乙女どもよ。
4位 DR.STONE
5位 ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-
6位 グランベルム
7位 ブギーポップは笑わない
8位 ダンベル何キロ持てる?
9位 はたらく細胞
10位 五等分の花嫁
【シンプルなテーマと昔ながらの王道と新感覚でも親しみやすい作品がランクイン】
2019年のテレビアニメの傾向が変わったという話を前記しましたが、やはり1位の鬼滅の刃は悲劇と救済というシンプルなテーマの元にストーリーが展開していきます。TikTokやTwitterなど主要なSNSで大きな話題を呼びました。
昔からありそうな王道のアドベンチャー・ストーリーでいえば4位のDR .STONEが頑張ってくれています。石化された世界で復活と共に自分のいる世界の救済を願い、ゼロから文明を再生する物語です。
真実を紐解くと、石化が起きた200万年前からカウントダウンは始まっていたのです。
異色なのは、9位のはたらく細胞です。赤血球さんと白血球さんによる化け物学をテーマとした作品で人間の仕組みがよくわかる日本人特有のユーモアセンスが光る作品です。
【全体的に女子高生の物語に人気が集中している印象】
2位の女子高生の無駄使いと、3位の荒ぶる季節の乙女どもよ。は、あまりに現実的なシチュエーションであまりに突飛で、ずば抜けた青さを表現している作品です。
個人的には重度の中二病患者であるヤマイ(山本美波)がささります。横隔膜がおかしくなるくらい、彼女の天然ぶりには魅力があります。
10位は五等分の花嫁という作品です。主人公の家庭教師が5つ子の相手をするうちに予期せぬ青春を演じてしまうストーリーです。
筆者個人の意見としてはお姉ちゃんなのに、何処か幼稚さを垣間見せる一花に魅力を感じます。
深夜アニメファンであれば其々自分だけのランキングを持っているかもしれません。
皆さんの想定にそぐわない順位をつけてしまっていたら申し訳ありません。
ですが、筆者(30代)の最も安らぐ深夜の楽しみはこんな感じでうつろいました。
興味があれば、是非趣向を共有していただければと思います。
文章:Shinichiro.S