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コメディーなのか?ホラーなのか?『怪物くん』小さな怪物ここにあり!!(1980年)

出典:ⓒ藤子スタジオ/シンエイ

1968年に第1作がモノクロアニメとして初登場してから一回り(12年)の月日が経って、1980年に『怪物くん(カラーバージョン)』が放送されました。週1で2年間放送され当時の子供から絶大な人気を得た話題作になりました。

怪物くんは桃太郎状態!

舞台は魔界から人間界に移り変わります。主人公は怪物界の王子・怪物太郎(怪物くん)です。桃太郎のようにドラキュラ、オオカミ男、フランケンをお供に人間界で修行という名目の社会勉強に励みます。

父親は怪物大王であり、怪物界を一手に掌握している怪物です。全世界の征服を企む悪魔たちの秘密組織、デモーニッシュとの戦いは見ものです。普段、怪物くんとそのお供は怪物屋敷に住んでいるのですが、隣の屋敷に住んでいるヒロシ少年と仲良くなります。

少年との出会いで人間社会の何たるやを知り、人間と怪物の共存の道を心に決める怪物くんですが、最終的に大王になる怪物くんが選んだ道とは‥。

感動を呼ぶ友情と絆

筆者がこの作品と出会ったのは幼少の頃、再放送でしたが、いつも感動的なほど純粋な友情を見せられているような気持ちで、毎週『怪物くん』の日を楽しみに待っていた記憶があります。

今思えば子供の社交性などというものは、基本的に全て「怪物」との交流みたいなものだったのかもしれません。環境設定と主人公の純粋さが子供の心を暖かくしてくれたのです。

アニメーション制作のトップチームによるめくるめくストーリー展開

怪物くんの声優には野沢雅子さんが起用されていて、これも子供の心を掴んで離さない要因になっていたと思います。アニメーション制作を担当したシンエイ動画は『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』を作ったチームであり、放送局であるテレビ朝日系列のお抱えアニメーション会社になっています。また、他局でも、最近では『からかい上手の高木さん』などの代表作で有名です。

稀に見る世界観をもう一度!

原作の藤子不二雄氏はいつも端的な、ある視点でのファンタジー作品を描いていて、アニメーションでこそ活きるストーリー展開にも感嘆します。

子供の視点というテーマがまずあり、極端な世界観と日常に訪れる様々なミッションがミックスされて、とても視聴しやすいアニメに育っています。現代の子供達も触れ合えるように是非復活して欲しい作品の一つです。

現代でも子供達に愛される作品

2011年には、嵐の大野智さん主演で実写化も実現した作『怪物くん』です。両親の影響で『怪物くん』の世界観やテーマを知った子供も多いと思います。

藤子不二雄さんの作品にはよく見られることですが世代を超えても尚、新鮮な色気が漂う作品作りというのは称賛に値します。1968年4月21日から1969年3月23日にはモノクロの『怪物くん』が放送されています。3世代に渡って愛されたこのプロジェクトがこの先どのような成長を遂げるのか楽しみです。そして日本のアニメ業界が、近年の青年向け趣向を脱皮し藤子不二雄さんの様な子供の視点に寄り添う作品がたくさん生まれるといいなと思います。

 

文章:Shinichiro.S

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