出典：©渡辺航（週刊少年チャンピオン）／弱虫ペダル05製作委員会

あらすじ

大会前、キャプテンの手嶋から今回のインターハイでは｢山のエースから外す｣と言い渡されていた坂道。

山でのファーストアタックで、箱根学園の強敵・真波を早めに潰す為のオーダーだ。

しかし、泉田のスプリントによって予想外に開いた距離を埋める為、手嶋は自らを犠牲にしてチームを引く。

その一歩一歩、全力で進む熱いバイブレーションは、坂道だけではなく、箱根学園のエース・葦木場にも伝わっていた…！

一歩一歩、着実に

小野田を出して真波を早めに潰すと言う作戦を考えていた手嶋は、山のファーストアタックを小野田にさせる為に自分でチームを引いて山を登る。

手嶋の登りによって視界に箱根学園を捉えた総北は、さらに加速する。

｢箱根学園に今から並ぶ！俺が全快で引く！｣

｢すまねェ…そのあとのゴールは3人で頼んだぞ｣

手嶋の言葉に焦りを見せる鳴子だったが、箱根学園にアドバンテージがある以上、誰か1人を犠牲にするしかないと口にする手嶋。

そして、その犠牲に自らなろうと手嶋は足を止めずにチームを引くのだった。

そんな手嶋の熱いバイブレーションを受け総北の士気は上がる。

それと同時に、葦木場も呼応するのだった…。

インターハイ最大の覚悟

出典：©渡辺航（週刊少年チャンピオン）／弱虫ペダル05製作委員会

チームを並ばせる為に脚を全開で使っていた手嶋だったが、葦木場が前に出て“勝負”を誘ってきた状況を見て今泉が口を開く。

｢まだ闘う意志と力は残ってますか！？｣

｢後ろで脚を休めて下さい！少しでも！そしてこのインターハイ最大の覚悟を決めて下さい！｣

｢今、葦木場さんを止められるのは貴方だけです！｣

既に脚を消耗していた手嶋だったが、今泉、鳴子、小野田に背中を押されて前へと駆け上がる。

インターハイ最終日の先頭に、葦木場と手嶋の2人が並ぶのだった…。

全体的な感想

小野田君をエースから外したのにはそういう理由があったのですね。

流石は手嶋さんと言った感じの作戦でした！

しかし、泉田によってその作戦を決行するのも危うくなりました。

ファーストアタックを仕掛ける為に全てを出し切ろうとチームを引いた手嶋さん…かっこよかったです！

しかし、足を消耗した上で先頭にて勝負をする事になってしまいました。

果たして、手嶋さんはどこまで葦木場に食らいつく事が出来るのか…。

次回も楽しみです！

文章：クラッシャー佐藤