出典:©吉河美希・講談社/カッコウの許嫁製作委員会
あらすじ
母の日のプレゼントを選びにショッピングモールへ出かける凪と幸。
しかしなかなか決まらず、2人で幼少期の思い出を振り返っていく。
母の日
「母の日だから」と言って出かけるエリカを見て、自分達も母の日のプレゼントを買おうと凪に提案する幸。
2人でショッピングモールに来たは良いものの、母が喜んでくれそうな物がなかなか浮かびません。
フードコートで休憩しながら2人は幼少期の思い出を振り返ります。
そこで凪と幸は、母が2人の似顔絵を嬉しそうに飾っていたのを思い出します。
どちらの似顔絵でも、母がエプロンを着ていました。
「「エプロン‼︎」」とハモる凪と幸。エプロンを売っていたお店を見かけたと幸が言うと、「さすが俺の妹」と凪は褒め、幸の頭をポンと撫でます。
凪の行動に幸はぼそりと「妹扱いしないでよ…」と溢しますが、凪の耳には届きませんでした。
そして無事に両親へプレゼントを届けられた凪と幸。エリカも久々に母との時間を満喫し、良い母の日を終えましたが…。
自立への第一歩
エリカがカップラーメンを食べようとしていたところ、父である宗一郎から一通のメッセージが。
それを見たエリカはすぐさま凪を強引に連れ出し、「急用ができたの!」と外へ。
しかしエリカは特に用があった訳ではなく、父に会いたくない一心で急いで家を飛び出たので、財布もカードもスマホも持って来ていませんでした。凪も同様です。
「今の自分は父から逃げているだけ」と自覚したエリカは帰宅しようとしますが、凪は「一度始めたら最後まで」と、エリカの家出にとことん付き合う事に。
一方、凪とエリカの同棲宅を訪れていた宗一郎は、幸を食事へ連れて行きます。
宗一郎は「君の目から、凪くんとエリカはどう見える?」と幸に聞きます。
「あの2人は正反対だけど、そういうところが凄く相性良く見える」
と、肯定的な言葉とは裏腹に不満そうな表情を浮かべる幸でした。
カッコウの卵
幸を送り終えた後、宗一郎はとある写真を眺めながら鼻歌を歌い、なんだかご機嫌な様子。
宗一郎の様子を見に来た部下に「君は、カッコウの卵って知ってる?」と意味ありげに聞きます。
宗一郎が眺めていたのは、幼い頃のエリカと若い頃の天野夫妻が写っている一見ごく普通の家族写真。
しかし幼少期のエリカの隣には凪そっくりの幼い少年が座っていました。
まとめ
親への気持ちがテーマになっている回でしたね。そして幸の凪に対する想いがどんな物なのか、少しずつ暴かれてもいます。
幸は凪との血縁関係が無いと知ってから凪を意識し始めたのでしょうか?それとも…?考察するのも楽しいです。
それにしても最後の家族写真は意味深過ぎます。
文章:藤川汐見