出典:©目黒川うな/コアミックス,織田シナモン信長製作委員会
今では貴重なギャグアニメーション
元々2014年にゼノンコミックスで連載されているギャグ漫画が、テレビ東京系列でアニメ化されたものです。
登場人物は、織田信長の他にブーと名付けられた伊達政宗、ラッキーと名付けられた武田信玄、ジュリアンと名付けられた上杉謙信、他にもリリィという名のマリー・アントワネットなど多国籍に交流を深めていきます。
記憶とともに復活した勇者達
織田信長は知っての通り本能寺の変で死亡しました。しかしこのアニメでは信長は柴犬に転生しその意識を引きずったまま未来へと転移してしまいます。
一応設定上は一度死んで生まれ変わったものということで、誰にも証明されない闇の設定であり、筆者としても「そんなことがもしかするとあるかも知れない」と実感してはいるのですが‥。しかし、本人達には前世の記憶があるため現代の生活が奇跡的とも思えるきらびやかな日々を送ります。
謎が謎を呼ぶ物語
“メリハリのあるアニメ”という印象があります。割り切り感が凄まじいなと‥。世界の危機的状況が転生により中和されるのであれば、それはどんなに素晴らしいことかと。戦国時代の罪とは現代人の感覚では非常に難解なものだと思います。
そしてそれは、もしかすると犬の世界でも同じことなのかなと。犬だって昔々は野生だったのだろう。トイカッププードルがどうしてあの姿になれたのか?チワワがどうして生き残れたのかは謎ですが、こんなにも世界の平和を象徴する動物は他にはいないでしょう。
「どう生きても可愛くなければならんのだよ」と言われているかのような動物達の日常だからこそ、この原作者目黒川うなさんは、いじりたくなったのかなと思います。
ターゲットは30代から40代かなと思います。ヒロインの尾田市子のキャラクターは万人受けするのではないかと思います。
文章:Shinichiro.S