出典:© タツノコプロ・読売テレビ
何処からやって来るのか?
ハククション大魔王超新者向けの解説をします。
くしゃみをすると、壺の中からハクション大魔王が現れます。
初代ハクション大魔王では、「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」と言って、壺の中から飛び出してきます。その後、くしゃみをした人の言うことをきくようになります。
もし、くしゃみではなく、「あくび」をした場合は、壺の中から「出まして来まして アクビちゃ〜ん」と言いながらアクビ娘が現れます。ハクション大魔王の時と同様に、あくびをした人の言うことをきくようになるという設定です。
くしゃみやあくびをしたことで、壺の中から呼び出されます。呼び出した人が、ハクション大魔王やアクビ娘のご主人様となります。
半世紀の時を経て現代社会に帰ってきた
『ハクション大魔王2020』では、最初の物語から50年後の現代世界を描いています。
ですから、登場人物はかんちゃん(与田山かんいち)の孫の世代に変わっていました。孫の名前は、「かんたろう」なので、愛称である「かんちゃん」を引き継いでいます。
主題歌は、以前の曲(初代ハクション大魔王)にバリエーションを盛り込んだものを使うのではなく、OP、EDいずれも、新しく作った曲が使用されていました。(OPの曲は、奥田民生が担当)
魔界では色っぽいアクビ娘
初回放送で印象に残ったシーンは、壺の中の魔界での姿と、人間界に現れた時の「ハクション大魔王」や「アクビ娘」の姿が違っていたことです。魔界では、ギャグアニメ風の姿と一線を画すようなスマート感ある風貌でした。それから、初代作品の時には、かんちゃんの天敵役であった犬の「ブル公」がいましたが、魔界でのブル公の風貌は同じでした。
さては置いて、魔界でのアクビ娘のお色気ある姿には、特に目を惹きつけられる場面でした。
オールドファンの楽しみ方
初代かんちゃんと新作でのかんちゃんのキャラの違いを、今回の作品は上手く描いていると思いました。(初代ハクション大魔王と見比べないと、見えてこない視点です)
それは、時代背景の変化によるものですが、子どもの世界観と雖も、物の見方や感じ方が違ってきていることを、物語の中で分かりやすく伝えることができていたと思いました。
『ハクション大魔王2020』は、現代の若者に受け入れられるかは不明ですが、オールドファンにも楽しめるように作られていましたよ。(^O^)
文章:justice