出典:©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS
2011年に初めて放送された『魔法少女まどか☆マギカ』は好評につき2019年に再放送されることになりました。1話ずつのコラムを書いていきたいと思います。前回は、キュゥベえと魔法少女の契約を結ぶところまででした。
『魔法少女まどか☆マギカ』あらすじ
魔法少女として契約をした次の日まどか達は学校で早速不思議な体験をすることになります。登校中キュゥベえを連れて学校に通うまどか達は普通の人にはキュゥベえは見えていないことに気づきます。そして、まどかと同じクラスにまどかを含め3人の魔法少女がいます。
一人は敵対する「ほむら」という魔法少女ですがあとの2人はテレパシーで頭の中で考えていることを通じ合わせることができます。そして休み時間、魔法少女の契約には一つだけ叶えたいことを叶えてくれるという性質があることを聞かされます。
さやかとまどかは戸惑います。そして、叶えたい願いについては次週に持ち越しになります。
『円環の理に導かれて…』
1話で見たまどかの夢の真相は第2話でも語られることはありませんでした。夢の中に出てきた「ほむら」がなぜ転校生としてまどか達の元に来たのか。そしてキュゥベえは「ほむら」についてどこまで知っているのかなど、不思議な点がまだまだ多いです。
この作品の1番の特徴は、主人公達が生死の境を目の当たりにして、生き死にの残酷さを魔法少女であるが為のリスクとして埋め込まれていることです。世界のために自分が犠牲になるかもしれないという影の部分を描いているところが日常のほのぼの感とギャップがあって興味深いです。
そして今作の見所はやはり魔法世界を表現するデザイン力でしょう。大正ロマンの残り火を感じさせる魔法の有様は非常に美しいです。これからも注目すべき作品です。2011年の作品を見た方もまだの方も楽しめること間違いなしです。
文章:Shinichiro.S