出典:©甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会
日常的に魔法のある世界で、マッシュルームカットのマッシュ・バーンデッドは、魔法が使えない。
赤ん坊の頃、魔法使いの証である顔にアザがないために捨て子となった。
そんな彼を拾って、育ててくれた祖父と、森の奥深くで暮らし、肉体の鍛錬に励んでいた。
ある日、祖父の言いつけを破り、買い物に出かけたマッシュは、魔法警察に追われる羽目に。
自宅まで追いかけてきた警察官は言う。
「警察に追われたくなければ、魔法学校へ行き『神覚者』になれ!」と。
祖父と平和に暮らすため、鍛え上げた強靭な体を駆使し、魔法学校のトップを目指す。
魔法が使えない者が、どうやって魔法学校を生き抜く?
バレなきゃいいので
「ドゥエロ」という、箒で飛びながら行うスポーツの対抗戦に出場することになった。
みんなが箒に跨って空を飛ぶ中、マッシュも箒に跨って空を飛んでいる。
よく見ると、肉眼で確認できないほど、足を高速でバタつかせて、風圧で飛んでいるのだ。
まるで、そういう魔法が存在するかのように。
投げた箒に飛びつくという・・・どっかで見たような技も見せる。
口を塞げばいいので
マッシュの教科書がボロボロにされていた。
イジメっ子のロイドが、マッシュの同室のフィンに指示して、やらせていたのだ。
魔法局の高官を父に持つロイドには、教頭も肩をもつ。
怒ったマッシュは廊下に穴を掘り、そんな二人を埋めようとする。
放っておけば、その場の目撃者も口封じで埋められたかも。
「シニタクナーイ!」と叫ぶ声が、あちこちで聞こえてきそうだ。
勝手にルール作ればいいので
警察官の言う「神覚者」になるには、目覚ましい活躍をした者に与えられる「金貨」を集めなければならない。当然、奪い合いも起きる。
そこに謎のルールが突然湧くこともある。
これから戦いに向かおうとする仮面を付けたアビスが、マッシュに言う。
「一緒にシュークリーム食べれなくて、カメンナサイ」
迎え撃つセル・ウォーがいう「その奇面。キメーンだよ」
なぜかダジャレ大会になってしまった。
総入れ歯・・・いや、そう言えば・・・
ラブとマイロ組との戦闘に向かったのが、ドットとフィン組。
これも「とっととFIN」しろ、というダジャレだったのか?
なんでもありの魔法の世界を、マッシュは自慢の筋力で渡り歩く。
なんでもありなら、勝手にルール作って、押し付けるのもあり?
文章:ヒトツメロバ