出典:©2022「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年11月11日より大ヒット上映中の「すずめの戸締り」を観て来ました。
ネタバレ少なめで感想を綴りたいと思います。
今までとは違った新海誠を味わえる
今までの新海誠さんの有名作品と言えば、序盤の展開が遅めで後半が一気に来る作品が多かったと思います。
しかし、今回は序盤から走り気味のストーリーとなっています。勿論、後半は物凄いです。
人によっては中だるみや、予想できる展開に飽きる可能性はあると思いますが、基本的に退屈する時間が少ないと思いますので最後まで楽しんで視聴できると思います。
また、作画や見せ方に関しては最高にレベルが高いと思います。正直、ストーリーとかそっちのけで問題ないので“観ている”だけでもお金を払う価値はあると思います。
忘れていた大事な物を取り戻そう
ネタバレを控えたいと思いますのであまり多くは語れませんが、物語のコンセプトとしては忘れられた思い出や、大切な事を思い出して大事にすると言った感じだと思われます。
寂れてしまった所を巡る姿はまさに“思い出”を辿っている感じがして素敵です。
人と人の繋がり、笑顔を大事にしている作品だなと観ているだけで伝わってきます。
また、昭和の曲も聴く事が出来るので、年齢が高い層にも喜ばれる作品だと感じました。
子供向けと思われがちですが、全然そんな事はないので安心してお友達や家族と観に行って頂きたいです。
全体的な感想
新海誠さんの作品は賛否両論が激しいと思います。
もちろん、今回の「すずめの戸締り」も賛否両論だと思います。
個人的に、感性が豊かな人にはグッとくる作品だと思います。
感性が豊かな人間や、優しい人間ほど新海誠さんの作る作品は心に響きやすいのではないかと思われます。
個人的には、もっと“草太”が見たかったのと、“すずめ”によって泣けなかったので…そこが惜しいなと思いました。
始まりが始まりだったので、どうしても泣けなかった。泣いてはいけないと感じました。
ですが、作品自体は観に行って良かったと思えたので高評価です。
リピートは無いですが、お金を払って観る価値は十分にあると思いますので…良ければ皆さんも観に行って下さい。
すずめは可愛いですし、草太はかっこいいですよ。他にもお友達や出会う人で良いキャラクターがたくさんいます。
こんな出会いがあれば“人生捨てたもんじゃない”と思って生きたいと強く思えますね!!
文章:クラッシャー佐藤