出典:©春日 歩・芳文社/城下町のダンデライオン製作委員会
このアニメは2015年夏、1クール(全12話)TV放映されました。
原作は芳文社のレーベル、まんがタイムKRコミックスで発行されている春日歩(かすがあゆむ)の同名作品です。
アニメーション制作はプロダクションアイムズが担当しています。
櫻田王家の選挙戦。
このアニメの主人公は高校1年生の女の子、櫻田茜(さくらだあかね)です。
彼女はじつは櫻田王家の第三王女であり、茜の他にも葵(あおい)、修(しゅう)、奏(かなで)、岬(みさき)、遙(はるか)、光(ひかり)、輝(てる)、栞(しおり)がいる3男6女の大家族です。
また王族はそれぞれ特殊能力があり、茜は重力制御(グラビティコア)で自分や自分が接触したものの重量をコントロール出来る能力があります。
長女の葵が高校を卒業する時にあわせて国民投票で次期国王を決めると現国王で彼等の父親である総一郎(そういちろう)が言い出したことから兄弟姉妹達はそれぞれの思惑から選挙にのぞみます。
茜は極度の恥ずかしがり屋で町中に自分たち王族の安全のために配備されてある監視カメラに映ることを嫌がり、国王になったあかつきには監視カメラを全廃して静かに暮らすと公約に盛り込み選挙活動をします。
はたして次期国王になるのは誰なのでしょうか?
何の為に国王になりたい?
このアニメに登場する櫻田王家の人間は王妃である五月(さつき)を除いて特殊能力が使えます。
長女の葵は一度見たものは全て記憶する完全学習(インビジブルワーク)と皆には思われているが実は本当の能力は別にあり、そのことは次女の奏には薄々気づかれています。
その本当の能力の為に葵は自身の選挙活動に乗り気ではなく茜の選挙活動を手伝ったりします。
奏は自身の選挙運動に積極的で、昔自分の特殊能力の使いすぎで双子の兄である修の右足に後遺症が残る怪我をおわせたことから、国王になったら修の足を治す為に国の予算を使おうと考えるのです。
修は最初、自身の選挙活動には興味がなく佐藤花(さとうはな)に告白されたことから自分が国王になる理由を見いだし、花の協力をえて選挙活動を行います。
茜は選挙活動のため葵から渡された眼鏡をして正体を隠しスカーレットブルームになり特殊能力を使って国民の手助けをしますが、正体を隠せていると思っているのは本人だけなのでした。
文章:針尾