アニフォゲーム部

近年の遊戯王は登場してから禁止になるまでの期間が短い

出典:©2021 Konami Digital Entertainment

遊戯王の2020年7月の禁止・制限リストが発表され、「リンクロス」というリンクモンスターが新たに禁止カードに加わることとなった。パックで登場してから、わずか172日でデッキに投入できない状態に陥る。

 

近年の遊戯王では、禁止カードの高速化が目立つ。リミットレギュレーションが半年毎から、三ヶ月毎に変更されたという事情を考慮しても、あまりにも早すぎるように感じてしまう。

 

登場してから半年も経たないうちに、禁止リストに入ってしまうのは、明らかな調整ミスではなかろうか。インフレの進んだ環境に慣れてしまったプレイヤーを意識するあまり、カードバランスをおざなりにしてしまっている。

 

ちなみに遊戯王の最速禁止カードランキングは以下の通り

1位 エンタメイジヒグルミ、エンタメイトダメ―ジ・ジャグラー 167日

3位 炎征竜バーナー 風征竜ライトニング(現在はどちらも無制限カード) 169日

5位 リンクロス172日(4月は制限カード)

 

最速禁止に迫ることから、いかに強いカードだったのかを物語っている。リンク素材1体で特殊召喚できるにもかかわらず、汎用の高い効果にしたことにより禁止カード化を加速させた。

 

最速リストのトップ5に入っていないものの、十二獣(こちらも一年以内に3枚の禁止カードを出した)なども明らかに強すぎたと思う。(筆者はここまで遊戯王で遊んでいた)1ターンで決着のつくデュエルはあまりにも味気なかったし、面白みのかけらもなかった。

 

プレイヤーに楽しんでもらうために、強いカードを登場させるのはいいと思う。ただ、半年もしないうちに禁止カード入りしてしまうものは自重してもらいたいところ。お金を払ってカードを買っているプレイヤーとしては、ぞんざいに扱われたように感じてしまう。

 

時の魔導士も容易なワンターンキルが生み出されれば、すぐさま禁止カード入りするかもしれません。来年に使えなくなっているのだとすれば、あまりにも悲しすぎます。

 

文章:アニメクン

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