出典:©藤子プロ・小学館 ©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
子供から絶大な人気を誇っているドラえもん、クレヨンしんちゃんのお引越しスペシャルが先週、今週の2週にかけて行われる。
2つの番組は10月より、土曜日に移行することが決まっている。ゴールデンウィークでの視聴は今月でひとまず見納めとなる。
幼少期にドラえもんの視聴者だった作者としては、ちょっとばかし寂しく思う。成人してからドラえもんを見る機会はなくなったものの、チャンネルを変えたときに映し出されるとふと懐かしく感じる。
ドラえもんの道具で憧れたのはどこでもドア、タケコプターの二つ。瞬時に好きなところにワープできる、空を自由に飛べるのは小学生ながらにして憧れを抱いた。
学生なら暗記パンに頼りたくなる。一秒も勉強しなくとも、一〇〇点満点を獲得できる夢のようなパンだった。カンニングを正当化できる便利な道具だ。
クレヨンしんちゃんもたまに視聴していた。自由気ままな主人公の生き方にわずかながらに憧れた。現代社会では、あんなに傍若無人な人生を送ることはできない。
周囲から浮いているにもかかわらず、気にしない性格を見習いたいところ。他人の視点を気にしながら生きてもちっとも楽しくない。
昭和の後期から平成を支えてきたアニメの移動、令和という時代がやってきたのを感じさせる。
新時代が到来したら、ゴールデンに戻ってこられるのだろうか。
文章:陰と陽