『バグズライフ』は、ピクサーがおくる第8作目の作品であり、20世紀最後のピクサー・アニメーションです。監督を務めたのは、アメリカンアニメーションの生みの親「ジョン・ラセター氏」です。家族で観たい映画の一つだと思います。
『バグズライフ』あらすじ
舞台は人間も動物も居ない虫だけの世界での出来事です。高原の池に浮かぶアリの島「アント・アイランド」がありました。弱肉強食の世界で必死に平和を保とうと暮らしていたアリたちでしたが、バッタ一味のリーダー「ホッパー」は言います。
「雨季が近づくと、アリが食料を集め、それをバッタが食べる」それが掟だと‥。飢えて凶暴なバッタ「サンパー」を利用してアリの女王を脅すバッタ達にアリ達は逆らうことができません。アリの女王は主人公のアリ「フリック」にバッタ達に対抗できる用心棒を探しに行くように命じます。そしてフリックの長い冒険は始まりを迎えるのです。
『働きアリとは思えない性格』
主人公の「フリック」は、アリ達の間では「発明家」として認識されています。いつも皆の和を乱す働きアリらしからぬ変わった性格の持ち主です。女王に「用心棒が必要」と掛け合ったのもフリックからです。
ある日サーカス団を見つけたフリックはそこで一つのお芝居を観ます。自分たちは「伝説の勇者」だと息巻くサーカス団員に感動したフリックは用心棒として彼らをアント・アイランドに迎えることを決めます。
実はサーカス団の息巻く姿は演技であり、バッタを追い払うほどの度胸もなかった彼らですが、後にも引けず、工夫を凝らしてミッションに挑もうとします。アント・アイランドに再び自由と平和が舞い降りる日は来るのでしょうか。
文章:Shinichiro.S