出典:©吉河美希・講談社/カッコウの許嫁製作委員会
あらすじ
宗助が日本にいると分かり、前向きに捜し続けようと決めたエリカ。
そんな時、突然ひろが凪に「行きたい所がある」と言って…。
二人で行きたい所
凪とエリカは街の人々への聴き込みをしたものの、宗助を見かけた人物はいませんでした。
しかし、少なくとも日本国内にいると知れただけでも良かったと前向きに捉えるエリカ。
天野家の送迎車に乗り4人で東京へ帰ろうとした所、ひろは凪を引き留めて言います。
「ちょっと待って。私と海野君、電車で帰るね」「行きたい所があって」
それから電車に乗る二人。ひろが凪を連れてやって来たのは神社でした。
参拝を済ませ、御朱印も無事にゲットします。
凪はこれからどうすれば良いのか悩みますが、ひろはすぐに帰ろうと境内を後にしました。
前を歩くひろの後ろ姿を見ながら凪は思います。
「本当に、御朱印だけだった…」
突然の悪天候
エリカは昨夜ひろが言っていた「エリカちゃんが興味ないなら、海野君は私がもらって良いかな」という言葉について幸に話します。
単に寝ぼけていたか、何かの間違いだと幸とエリカは言い合ますが、車中は気まずい空気に。
一方凪とひろは突然の大雨と暴風に見舞われ、電車で帰る事が不可能に。
二人はなんとか宿を見つけますが、宿泊者の名前と年齢を記入する用紙を従業員に渡され凪は焦ります。
ひろが機転を利かせて年齢を詐称し、凪とひろは和室一間で一晩を共に過ごす事に。
就寝前に英単語しりとりをする二人。部屋に出たヤモリをひろが逃そうと立ち上がった時、浴衣の裾を足で踏みバランスを崩してしまいます。
それを助けようと凪も身を乗り出しますが、布団にひろを押し倒すような姿勢に。
赤面しながら謝る凪の手を握りながら、ひろは言います。
「もっと悪い事してみる…?」
悪い事
「高校生でお泊まりで、親もいないって言えば…あれだよね…?」
思わせぶりに言うひろに凪は良からぬ想像をしますが、ひろが続けて言ったのは「お、お酒…」という言葉。
「アンタ、極悪人だよ‼︎」と、凪は思わず語気を強めて叱ります。
未成年飲酒はダメだと至極真っ当な意見を述べる凪と、「ずっと優等生は疲れるよ」と溢すひろ。
理由があろうとダメなものはダメと凪は叱りますが、続けて「そんな悪い瀬川さんも、俺は好きなので」と照れながら言います。
良い雰囲気になる二人ですが、突然部屋のドアが何者かによって叩かれます。
「警察だ!」
凪は焦って浴衣を脱いで窓から逃げようとしますが、とうとう部屋のドアを開けられてしまいます。
そこには警察官のコスプレをした幸とエリカが。二人は上裸姿の凪を見てあらぬ誤解をし、平手打ちを喰らわせます。
まとめ
ひろがかなり積極的で、見ていて思わずドキドキしてしまいました。
宗助問題はまだまだ謎が多いままですが、エリカの明るい性格のお陰で希望がある結果になったと思います。
文章:藤川汐見