出典:©2023 逆井卓馬/KADOKAWA・アニプレックス・BS11
あらすじ
豚のレバーを生で食べて倒れた俺は、異世界(メステリア)で豚になっていた!
助けてくれた小間使いの美少女ジェスは、心を読む能力をもつイェスマという種族らしい。
元・眼鏡ヒョロガリクソ童貞である俺のだだ漏れの欲望に、はにかみながらも応えてくれるジェス。どうしてそんなに優しくしてくれるんだ…!?
理系男子、豚になる
泥まみれの豚小屋で目覚める主人公。
体は重く手足も動かない状況で、豚足と一緒に泥の上で寝転んでいる状況にいた。
現実的ではない状況に焦りを見せる主人公だったが、豚を見る為に少女がやってくる。
「豚たちに餌をやっているらしい…泥に転がっている哀れな男子大学生には興味がないようだ…」
フゴォ!と汚い言語を発しながらも主人公は“助け”を少女に求め続ける。
「まぁ大変!ブタさんじゃないんですね?今すぐ小屋から出しますね。待っていて下さい」
そう口にする少女によって、主人公は真実を悟ってしまう。
「俺の体はこんなに丸くない。身長174cm体重53kg典型的なやせ型理系男子だ」
そのはずだった。しかし、主人公は“俺が豚になっている”と理解してしまうのだった…。
色づく世界
ブタの視物質は2種類しかなく色を見分けるのが苦手だという事を知っていた主人公は、自分が豚になっている状況を“夢”だと認識していた。
そして、世界は色づいていく…。
「夢は終わりか…それにしてもおかしな設定だった。あんな奇妙な夢を見たのはおそらく、豚のレバーを生で食べたせいだろう」
そう思っていた主人公だったが、目の前に現れた少女と視点の差に違和感を覚える。
まだ夢の続きなのか?と不安になっていた主人公が鏡を見る。
「え?なにこれ?どうして俺はブタなんだ!?」
鑑に映し出された姿は、ただの豚なのだった。
困惑する主人公だったが、少女に“言葉”が伝わっている事に違和感を覚える。
「私イェスマです。申し遅れましたね。キルトリン家に仕えております、イェスマのジェスと申します」
ジェスは、イェスマについて主人公に説明をする。
イェスマは小間使いの種族であり、口や耳に頼らず心を通わせる事が出来るという。
そこで主人公は、自分の欲望が垂れ流しである事を危惧するが…。
全体的な感想
目が覚めたら豚になっていた!なんて信じられないですし、想像もしたくないですよね。
もし異世界転生するならば、やっぱり人族が良いなと思いました…。
人じゃなくても良いから、せめて二足歩行で平和な種族が良いです。
豚はしんどいですよね、人間に食べられる為に生きている感出ちゃいますからね…。
しかし、美少女と暮らせて通じ合えるこの生活なら、割と楽しそうですよね!
ジェスの優しさと心の広さが最高です。何でも言う事聞いてくれるなんて、そりゃ欲望まみれになってしまいますわ…。
主人公に名前が無いので、是非ともジェスに名付けて欲しい所ですね。
次回は王に会いに行くようですが、果たして上手く行くのでしょうか…。
どのような冒険が待ち受けているのか、次回も楽しみです。
文章:クラッシャー佐藤